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カテゴリ:『ネット婚活』和樹さんとのお付き合い

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長いことズルズルと婚活を続けてしまっているので、もうちょっとやそっとでは心が動いたりはしなかったのですが、和樹さんに関しては、ドキドキしたり、ガチガチに緊張したり・・・・ほんとうに、強く惹かれていたんだと思います。

いつも駄目になった時は、その相手男性と上手くいかなかった。というショックよりも、これからまた先の見えない婚活を続けなくちゃならないんだ・・・。とゆうショックの方が、正直いって、強かったんですよね。。(; ̄ェ ̄)
でも、和樹さんに関しては、和樹さんと本気で付き合って行きたい。と思っていたので、落ち込みも強く、すぐに『次行こ次!』と割り切ることは出来ませんでした。

そんな訳で、半月ほど何もする気が起きず、ようやく婚活サイトのやり取りや婚活パーティーにリベンジしようと決意した頃、こんなラインが届きましたっ。

和樹さん『あさひちゃん久しぶり!元気にしてる〜?あのさ##に###っていう店ができたんだけど一緒に行かない?』

・・・・ぇえっ?!( ̄O ̄;)
ぇえっと・・、和樹さんと朝日って別れたんだよね・・?と、思わず、自問自答してしまいました。(*_*)

いや、たしかに、ちゃんと『別れよう。』『はい。』みたいのは無かったけれど・・・。
でも、あの最後に会った時は、間違いなく、お互い『最後。』と認識した感じだったと思うのですが。。(; ̄ェ ̄)

そんなハズはない。とは思いつつ、自分の記憶に自信が無くなってきてしまいました・・・・。(*_*)

この、もう終わり。とお互い認識していた筈なのに、しばらくしてから、『久しぶり〜。』と何事も無かったかのように、向こうからラインが来たりするのって、『婚活あるある。』だと思っているんですが、和樹さんはまさにこのタイプだなァ・・・・と。(*_*)
前回は、未練があったので、ホイホイと釣られてしまいましたが、これに付き合ってたら、ずっと、ズルズル引き摺るだけ引き摺って、もっと悲惨な最後になりそうなので、当然ですな、返信はしませんでした。

たぶん、予約かなんかをしていて、本命の女性がダメになったから。というお誘いだろうと思うのですが、そう思うと、前回のも、その前のも、ずっとそうだったような気がしてしまい、和樹さんにとっての朝日って、一生こんな感じなんだろうな。。と思うと、膠着状態になる前に抜け出せたのはよかったのかも知れないな・・・。と思ってしまいました。。


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和樹さんから何を言われるのか、それによって物凄い大喧嘩になっちゃったらどうしよう・・・。と、ガチガチに身構えていたのですが。。

しかし、和樹さんは「・・いや、」と、話の途中で口ごもると、何か考え直した様子を見せ、すこし間を置いてから、また口を開きました。

和樹さん「・・ほんとうに不誠実な男でごめんね。今まで相手してくれてありがとう。」

てっきり、あれやそれやの不満を言われると身構えていた朝日は、和樹さんの言葉を聞いて、一気に、プシュ〜・・っと気が抜けてしまいました。(・・;)

いつものヘラっとした和樹さんの笑顔に、拍子抜けしてしまい、調子が狂った朝日は、よせばいいのに、こんなことを言ってしまいました。

朝日「え・・・・、、それだけ?」

かなりおかしな言葉ですが、朝日だけ一方的に不満を言っておいて、和樹さんからは何も言わないで、かっこよく去るだけなんて、そんな・・・。(*_*) 

そんなことを思っている間に、和樹さんが「じゃあ」と去ろうとするので、慌てて「あっ、こちらこそ!」と、よく分からない返しをしてしまいましたっ。(@_@;)

朝日の言葉に、和樹さんは背を向けたまま、手をヒラッと振り、まるで映画やドラマにある別れのシーンのようなかっこよさだったのですが、『それにしてはちっちゃいかもな・・。』と冷静に思ってしまうあたり、情緒がないというかなんというか。。(; ̄ェ ̄)

和樹さんの背中が見えなくなると、これでほんとうに終わっちゃったんだな・・と、ものすごく複雑な気持ちになってしまいました。。

帰りの電車の中で、今、自分の中の感情がどういうものなのか、整理しようとしたのですが、なかなかうまくいきませんでした。
和樹さんに関しては、最後まで本音が見えなかったな・・・。と、思考がグルグルと巡る中、そればかり考えていました。。


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ただ、『キモい。なんてそんなことは思っていない。』と言いつつも、でもあれはそういうことだったよな。。とも思ってしまい、和樹さんは朝日に、一体、何を話させたいんだろう・・・。と思ってしまいました。(; ̄ェ ̄)

いきなり口数の減った和樹さんに戸惑いながらも、朝日なりに和樹さんをフォロー(?)したつもりだったのですが。。

和樹さん「・・・・・・。」

朝日「・・・・・・? (・・;)」

・・な、なんで、黙ってるのっ?!(*_*) と焦り、和樹さんの顔を見ると、こちらを凝視していたので、ますます、焦ってしまいましたっ。
急なことに弱い朝日なので、さぞ、挙動不審だったんじゃないかと思います・・・。。(;´Д`A

今まで和樹さんとは、会話が途切れたり気まずい沈黙になったり・・ということがあまりなかったので、余計に、この状況が辛く感じてしまいましたっ。
ついつい、気まずさに耐えかねて、『ゴメン・・』と謝ってしまいそうになりましたが、なんとか抑えて、誤魔化さずに素直に話しました。

朝日「キモいとかそういうのはなかった、けど、・・真剣さが感じられないと思った。」

ほんとうは、こんなこと話さないで、スムーズにさよならした方が、お互い傷つかないと思うのですが、何故、こんなことに・・・。。(*_*)

朝日と和樹さんて『付き合っていた。』とは言っても、お付き合いらしいお付き合いなんて、微塵もしていなかったのに、さよならの時だけはちゃんとカップルの別れ話みたいだな。。と、こんな時なのに、そんなことを思ってしまいました。

和樹さん「そっかぁ〜・・」

ようやく口を開いてくれたと思ったのですが、独り言なのかそうではないのか、判断が付かない呟きのような感じで、どう返せばいいか悩んでると、再度、和樹さんが口を開きました。

和樹さん「でも、あさひちゃんの方も・・」

瞬間的に、何を言われるのかと、身構えてしまいましたっ。(゚o゚;;
さっきから、朝日ばかり、和樹さんを責め立ててしまっているけど、和樹さんにだって、もちろん、朝日への不満はあっただろうし。。


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和樹さんて、どんな時でも柔らかい表情というか、人好きする雰囲気に溢れている感じなので、目が笑っていない姿を見たのは初めてで、この時点で、すこし、ゾッとしてしまいました。(・・;)

流石に、和樹さんが怒らなそうなのをいい事に、ペラペラと今までの不満を喋りすぎたかも・・・っ。と、やり過ぎてしまったことに気づき、途端に青ざめてしまいそうに。。

そして、和樹さんがさらに続けた言葉に、驚愕してしまいましたっ。(O_O)

和樹さん「内心、『何こいつ体目的じゃん?!キモッ!』とか思ってた?」

朝日「・・・・・ぇえっっ?!Σ(゚д゚lll)」

あまりにも衝撃的な言葉すぎて、和樹さんの口から出た言葉だと、すぐには理解できず、思わず、聞き返してしまいましたっ。

朝日の驚き様とは対称的に、和樹さんから、呟くような声色で、こう聞こえてきました。

和樹さん「キモいって思われてたんならショックだな・・・信頼を失った俺が悪いんだけどね。。」

なんとも、皮肉めいた笑い方で、冷や汗が出そうになってしまいました・・・・。(;´Д`A

朝日が悪いわけじゃない、咎められるようなことは何もしていない。とは理解しつつも、まさか、こんな展開で話が続くとは思わず、いたたまれない気持ちになってしまいましたが、なんとか気を取り直し、口を開きましたっ。

朝日「いや違う!それは、、そんな事ないし!全然!」

案の定、グダグタになってしまいましたが、とりあえず、『そんなことは思っていない。』と、否定することに精一杯でした。


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いつも、常にどこか余裕に見えていた和樹さんと違って、ほんとうに『失敗した。』と後悔している感じだったので、慌てて、言葉を続けましたっ。

朝日「いやっ、全然、嫌ってるなんてことはない!本当にっ。・・けど、その、店とかは本当にどこでも良かったんだけど・・・・」

勢いに任せて、口火を切ったはいいものの、素直に全部言ってしまっていいものなのかどうか、なんせ、『言い訳が嘘にしか聞こえなかったんで!』とは言いにくくて。。(*_*)

朝日「・・他の人と間違えられたの、誤解だって説明してくれたけど・・・正直、ちょっと無理がない・・・・?って思っちゃった。。」

あまり、よく考えないで話し出したので、まるで、気に入らないことで拗ねている子供みたいな言い方になってしまい、話しているうちにものすごく恥ずかしくなってきてしまいました。。
ただ、どうせこれで最後になるのなら、言いたいこと言っちゃえっ。と、開き直っていくことにしましたっ。

和樹さんは、なかなか要領を得ない朝日の話でも、遮ることもなく、聞く姿勢でいてくれたので、『あ〜ちゃんの件。』や『栗の件。』も、口下手な朝日なりに頑張って、なんとか伝えてみました。
和樹さんに限って、逆ギレして罵詈雑言を浴びせてくる。なんてことはないでしょうが、聞きたくない話ばかりでしょうし。。(; ̄ェ ̄)

和樹さん「う〜〜ん、、それは・・もう、ゴメン!としか言えない!」

あまりにも、あっけらかんと認めたので、こっちが、「えっ?!(゚o゚;; 」となってしまいましたっ。
そして、和樹さん自身も無理があると分かっていたんだな・・・とゆう気持ちも。。
まあ、当然といえば当然なのですが・・・・。(ーー;)

ここでさらに、過去のことを穿り出すのは、流石にどうかとは思いつつも、この雰囲気なら、今まで言えなかった、思っていたことを言えるかも・・・・。と思い、口を開きました。

朝日「・・やっぱり、前の泊まりの誘いとかもショックで、その前の付き合おうって言ってきたのに忘れられてたこととか。。イロイロ重なりすぎたから・・・・」

言葉を選びながら話していたので、ついつい、和樹さんから視線を逸らしてしまったのですが、言葉を伝えきってから改めて向き合うと、和樹さんが今まで見たこともない、苦虫を噛みつぶしたような顰め面をしていて、思わず、『ヒィッ?!Σ(゚д゚lll)』と、心の中で、悲鳴のような声が出てしまいましたっ。(*_*)


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気持ちの変化にグッタリと疲れてしまいましたが、結果的に、兄弟気持ちにサッパリ区切りをつけられそうかも・・という気持ちになりました。
そう考えると、今日、和樹さんと会ってよかったのかも知れないな。。と思いました。

たしかに、二度も間違えられ、かなりのショックを受けましたが、今日来なかったら、朝日の中で和樹さんは良いイメージのままで、絶対『あの時、断らないで会えば、上手く行って、最終的には結婚していた道もあったかも知れないのに。。』と、和樹さんへの未練をダラダラと引きずってしまっていたのでは?とも思うので・・・。(−_−;)

そんな気持ちを抱えたまま、カフェを出たところで、ふいに和樹さんに目をジッと見つめられ、こんな言葉をかけられました。

和樹さん「・・あさひちゃん、元気でね。ネットは色々変なやつも多いから気をつけて。」

朝日「・・・・えっ?(O_O;) 」

完全に、想定していなかった言葉をいきなり掛けられ、一瞬、何を言われたかよく理解できず、ポカン。( ̄◇ ̄;) とアホ面を晒してしまいましたが、すぐに、あれっ。これって今から『お断り。』されるやつなのではっ?!と勘付き、一瞬で、背筋がピーンッ!となりましたっ。

複雑な思いで、和樹さんを見て「ぇえ〜と、、それって・・・。」と濁しながら返すと、和樹さんからはこう返ってきました。

和樹さん「いや、今日の俺、本当に最悪なことばっかしてたし、完全に嫌われちゃったんだろうな〜って。。いや、嫌われて当然なんだけど、、ごめんね。」

和樹さんの方から、最後の別れを覚悟したようなことを言われ、思わず、ギクッ!(゚o゚;; となってしまいましたっ。

考えてみれば、朝日よりよっぽど聡い和樹さんが、朝日の気持ちの変化に気が付かないはずがなく、たぶん、心の中で葛藤していたのもバレバレだったのでは。。と今更気付かされてしまいましたっ。


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