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2022年03月

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五十嵐さんが、手に持っている本を見ながら、、『なにか、良い本ありましたか?』というようなことを、思い切って聞いてみると・・・。

五十嵐さん「・・・・これは・・」

そう言うと、なぜか口を閉ざしたので、『・・ん?』となりましたが、朝日に見せるように、本の表紙を裏返してくれたので、視線をその本に向けながら、『これは・・』に続く言葉を、ドキドキとしながら待ったのですが・・・。

五十嵐さん「・・・・・・・。」

朝日「・・・・・・・?(・・;) 」

・・ぇえと・・・、『これは・・』の続きを話そうとしたけど、途中で気が変わって、本の表紙を向けたから、『自分で勝手に見ろ。』ということ・・・?(゚o゚;;

そうしてまで、『話したくない。』という気持ちが、まったく分からないのですが。。(*_*;)

本の話題なら、五十嵐さんも話しやすいのかな・・?と、一瞬でも期待してしまったのが、馬鹿みたいだと思ってしまいました。(ーー;)

なんというか、、『五十嵐さんと、絶対に会話がしたい!』というわけではないハズなのに、五十嵐さんが、喋るか喋らないのかというだけで、こんなにも、ハラハラとさせられるなんて・・・。

・・もしかして、朝日って、五十嵐さんにすこしは好意があったりするのかな・・・?と、もう自分でも訳がわからなくなり、混乱して来てしまいました。。(@_@;)

その上、見せられた本の表紙を見ても、馴染みのないジャンルの本だったので、、曖昧に、「・・あ〜、・・なるほど。。」としか返せず・・。(;´Д`A

また、気まずい雰囲気が漂いそうな気配を感じ取った瞬間。。

ギリギリ聞こえるぐらいの、か細い声で、「・・買ってきます。」というような言葉が聞こえたかと思うと、、五十嵐さんがレジの方へと向かって歩いて行きました・・・。

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さっきのアレは何だったのか、何か朝日に用があって、こちらの様子を伺っていたんじゃないか・・。と、知りたい気持ちはありましたが。。

五十嵐さんの、触れてほしくなさそうな雰囲気をヒシヒシと感じ取り、、『・・聞くのはやめておこう。』と決めました。

普段、察しの悪すぎる朝日が、すぐに『やめておこう。』と判断出来たくらいなので、、よほど五十嵐さんから、そんなオーラが出ていたんだと思います。。( ̄◇ ̄;)

しかし、そうなってくると、、聞こうと思っていた言葉が言えなくなり・・・。

そもそも、話しかけにくすぎる五十嵐さん相手に、何と口火を切れば良いものか。。と、また悩んでしまいそうに・・。(@▲@;)

・・・ふと、五十嵐さんの手元に目を向けてみると、、すでに本を数冊持っているの見て、『・・あ。』と思い、ゆっくりと口を開きました。

朝日「・・・ぁ、それ、、なにか良いのありました・・?」

また無視されたら、どうしよう。。と不安になりながらも、会話の糸口になりそうだと思い、そう尋ねてみると。。

五十嵐さんは、朝日の言葉に軽く頷くと、こんな言葉を返してきましたっ。

五十嵐さん「・・・・これは・・」

ほんとうに小さな声でしたが、そう話し始めたので、『・・もしかして、ちゃんと本の説明をしてくれようとしてるっ?!∑(゚Д゚;)』と、そこに1番、驚いてしまいましたっ。

というのも、あれだけ黙り続けていたので、もう朝日と会話をする気はないのかと・・・。

公園のときに、『とくに嫌われている。というわけではなさそう・・?』とは思ったものの、意思疎通が上手く行かないこともあり、どうもハッキリとしなかったので。。(;´Д`A

五十嵐さんの、『これは・・』に続く言葉を、ドキドキとしながら待ったのですが・・・。

五十嵐さん「・・・・・・・。」

朝日「・・・・・・・?」

『・・ぇえと。。(・_・; 』と、さすがに、戸惑い始めたところで、、五十嵐さんが、スッ・・と本を裏返し・・・。

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五十嵐さんの後ろ姿を、見つけたは良いものの・・・。

ついさっき、あんなことがあったばかりなので、、どう顔を合わせれば良いものか。。(;´Д`A

というか、何と話しかければ良いのかも、五十嵐さん相手になると、何が良くて何が悪いのかも、良く分からなくって・・。(@_@;)

・・そもそも、なぜ、朝日がここまで気を使わなければいけないのか、、冷静に考えるとおかしな話ではあるんですけど・・・。(; ̄ェ ̄)

イロイロと悩みながらも、そろ〜っ。。と近づいて、五十嵐さんの横に並び、、ゆっくりと口を開きました。

朝日「・・・あの、さっき・・」

小声でそう話しかけると、五十嵐さんがほんとうにすこ〜しだけ、こちらに体を向けたのですが。。

なんだか、妙にすっとぼけているというか、、キョトン。とした感じを醸し出していて・・・。
・・もしかして、さっき目が合ったこと、なかったことにしようとしてる・・・?(・・;) 

べつに、五十嵐さんがそんなふうに言ったわけでも何でもないのですが、、なんとなく、そんな白々しい雰囲気を感じ取ってしまい・・。

そうだとしたら、あそこまで、バッチリ顔を合わせておいて、、それはさすがに無理があるのでは・・・。と複雑な気持ちに。。(~_~;)

・・なんだか、もう『さっきは、何かあったんですか?』とは、聞きにくくなってしまいました。。

ただ、よくよく考えてみれば、わざわざ、終わったことを蒸し返して、無意味に気まずい空気になる必要もないかな・・。と考え直し、聞くのはやめることにしました。

五十嵐さんも、なかったことにしたがっているような空気を感じたので、『・・もう、良いや。』と、公園のときとまったく同じように、こちらが折れたというか、半ば匙を投げた感じで。。(ーー;)

この本屋を出れば、もう面接は終わりのようなものだし、この人とは中途半端に関わろうとしないほうが良い。と判断して、口を閉じることにしました。。

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五十嵐さんから離れ、雑誌をパラパラとめくっていると・・・。
曲がり角から、こちらを覗き込むように顔だけ出していた、五十嵐さんと、バチッ!と目が合ってしまい。。Σ(゚д゚lll)

朝日の、驚愕で目を見開いた表情を見たからなのかどうかは分かりませんが、、どこか焦った様子で、サッと顔を引っ込めて、姿が見えなくなってしまいました。。

・・いつまでも、ここで突っ立ってるわけには行かない。。とは思いつつ、これから、どうすれば良いのか、まったく分からなくて・・・。

もう、五十嵐さんの行動がいちいち挙動不審すぎて、顔を合わせるのがほんとうに嫌になり、、このまま、勝手に帰ってしまいたい気持ちでいっぱいになってしまいました。。(~_~;)

・・白城さんのときに、もう話はこれで終わりだと思い、帰ろうとしたところで、追いかけられて暴言を吐かれた。というトラウマもあり、、相手が納得していない中で帰るのは危険だと、この時に深く学びました。。(T_T)

五十嵐さんは、暴言を吐くような人ではない。と思うので、その辺の不安はありませんが・・・。

当然ですが、勝手に帰るなんて、マナーとしてもモラルとしても最悪なので、、実際に行動に移すことは絶対にないのですが、ついつい『はやく帰りたい。』と、そればかり思ってしまうんですよね。。(;´Д`A

・・とりあえず、はやく帰るためにも、五十嵐さんを見つけよう。。と決め、五十嵐さんを探すべく歩き始めましたっ。

そして、五十嵐さんを見つけたら、思い切って、『さっきはどうしたんですか?』と聞いてみようかな。。と思いました。

単純に、なんの用もなく覗き込んで、朝日を見ていただけ。なんてことはないと思うので・・・。
なにか朝日に用があって、話しかけるタイミングを伺っていたか何かだったのではないかと思い始めて来ました。。

落ち着いてそう考えてみると、朝日がビビりすぎて大袈裟に驚いてしまったせいで、五十嵐さんも、つい逃げてしまったのでは。。という考えに辿り着き・・・。(;´Д`A

・・ウロウロと探し歩いていたところで、奥の本棚のほうに、見覚えのあるシャツを着ている猫背の男性を見つけたので、ゆっくりと近づいて行きました。。

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駅を目の前にして、足止めを食らってしまった気分になりつつ、、『本屋さんなら良いかな・・。』という思いで、五十嵐さんとともに中へ入った、朝日でしたが。。

ふたたび、汗だく状態になっていた五十嵐さんの後ろ姿を見て、、『正直、あまり近づきたくないな。。』と思ってしまい・・・。(;´Д`A

さり気なく、逆の方向へ歩き、、なにか気になる本はないかと探すことにしたのですが。。

適当にフラフラと見て回り・・・、すこし気になる雑誌を見つけたので、それを手に持ち、パラパラとめくっていると・・・。

・・ふと、なにかよからぬ気配を感じ・・・。

なんとなしに、視線を横に向けてみると、、曲がり角のところに、顔をすこしだけ出した五十嵐さんが、まるで覗き込むように、こちらを見ていましたっ。Σ(゚д゚lll)

場所が場所なので、声こそ出さなかったものの、ものすごくビックリして、心の中では、『ギャーーッ!』と、大きな悲鳴を上げてしまいましたっ。(><)

たぶん、驚きのあまり、顔もすごい形相になってしまっていたんじゃないかと思います・・・。(TT)

視線がバチッと合うや否や、五十嵐さんはサッと顔を引っ込め、、どこかへ行ってしまったようでした。。

ここで、『・・すみません、驚かせちゃいました?』とでも話しかけてくれれば、勝手にはぐれてしまった朝日も悪いという自覚があるので、こちらも笑って、『大丈夫ですよ〜。』ぐらいは言えたのですが。。(;´Д`A

あんな風に、『バレたっ!』という感じで、顔を引っ込められてしまうと、こちらとしてもどうしていいのか、非常に困るんですけど。。という気持ちに・・・。(T_T)

しばらくは、まるで、お化けでも見てしまったかのように、心臓がバクバクとしていて。。

・・すこし経って、心臓の音が収まってくると、今度は五十嵐さんと、どう顔を合わせれば良いのか分からなくなり、、困り果ててしまいました。。(@_@;)

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駅はもう、目と鼻の先・・・。というところで、五十嵐さんがピタッと足を止めましたっ。

嫌な予感しかしませんでしたが、、どうやら、五十嵐さんは、駅前にある本屋さんに寄りたかったようで。。(O_O;)

『これで、やっと帰れる〜っ!』と、喜んだところで、急に足止めをされてしまい・・・。

・・正直もう、何かしらの理由を付けて、帰ってしまってもいいような気もしましたが・・・。
 
五十嵐さんが面接の途中で、急に『本屋に寄りたくなった。』と思いついて、朝日を誘う。ということは無さそうだし、やり取りの最中、本の話で盛り上がっていたので、、本屋さんに行くことは、元々決めていたんだと思います。

『あらかじめ、イロイロと計画を立ててくれていた。』と考えると、、さすがに、ここで断るのは・・・。と、心が痛んでしまい。。(ノ_<)

それでも、『ここでお茶をする。』となったら、『これ以上は、付き合いきれない。』と断っていたと思いますが。。
本屋さんなら、べつに会話も必要ないし、ベッタリと一緒にいなくても良いだろうし・・・。

そう考えながら、本屋さんへ入る五十嵐さんに続いて、店内へと足を踏み入れましたっ。

初めて入った本屋さんだったのですが、外で見た時よりも中はとても広く感じ、『狭い店内の中、五十嵐さんと密着するのは嫌だな。。』と思っていたので、ホッとしました。

というのも、歩いてきた直後だからか、五十嵐さんは、またさらに汗だくになっていて・・・。(;´Д`A

色の変わったシャツを見ながら、『もう、元の色の部分のほうが少ないんじゃないかな・・。』と、五十嵐さんの後ろ姿を見ながら、そんなことを考えてしまいました。。

・・申し訳ないけれど、『なるべく近づきたくないな。。』という思いから、さり気なく、五十嵐さんとは違う方へ歩きました。

・・勝手に離れてしまったけど、べつに『ついて来て。』というようなことを言われたわけではないし、良いよね・・?と、自分に言い聞かせながら、なにか気になる本はないかと探すことに。

これだけ広い本屋さんが、家の近くにあれば、良いんだけどな〜。等と考えながら、ウロウロと歩いていると・・・?!Σ(゚д゚lll)

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