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2021年12月

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気力体力をすっかり使い切ってしまった状態に加え、完全に自信喪失してしまっていて、、もう、『帰りたい。』という元気すらなくなってしまい。。(*_*)

情けない話ですが、根っこが『流される方が楽。』という人間なのもあり、、この後に及んでも、『とりあえず、適当に返事をしているうちに、脇本さんも気が済んで帰る気になるだろう。』という気持ちに。(−_−;)

すでに、心が死んでいる状態で、しぶしぶ重い口を開きました・・・。

朝日「・・印象は、、まあ・・普通でした。。」

正直、最初に会った時から印象は良くなかったですし、、『振ってきたくせに、何言ってるんですか?』と、何度言ってしまいたいと思ったことか。。(T_T)

とはいえ、そう口に出したところで、朝日が憐れになるだけというか、、余計に落ち込んでしまうだけのような気がするので・・・。(ノ_<)

しかし、リサーチする気満々の脇本さんが、こんな曖昧な返事で、納得して引き下がってくれるハズがなく・・・。

脇本さん「普通というと?」

朝日が言い終わらないうちに、即座に、そう返して来ましたっ。Σ(゚д゚lll)

こんなに言いにくそうに濁しているのに、よくそんなにハッキリと、聞き返せるな・・。と、信じられない気持ちに。。(;´Д`A

・・もう、こういう人相手になら、何を言っても良いような気がする。。と思った朝日は、だんだんと本音を話し始めていました・・・っ。

朝日「・・脇本さんと同じく、ネットとこうして会っての実物じゃ、違うな。とは思いました。。」

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トイレでメイク直しを終え、なんともいえない気持ちのまま、脇本さんの元へと戻った朝日でしたが。。

席へ腰を下ろした瞬間、脇本さんから『僕に対しての、第一印象はどうでしたか?』と、ビックリするようなことを、突然、聞かれてしまい・・・っ。

朝日「・・・え?ぇえーと・・」

朝日に対して、ズケズケと言ってきた言葉を思うと、、さすがに、なんて良いやら・・。と、口籠もってしまいました。。(*_*)

脇本さんの様子を見る限り、これから朝日と脇本さんが進展するようなことはないのだろうし・・・。

とっくに料理も食べ終わっていることから、『もうさっさと帰ってしまいたい。』という気持ちで、いっぱいだったのですが。。(ーー;)

もともと、何かを『断る。』という行為が、あまり得意ではないのに加え、今日一日、ものすごく神経を使って、ヘトヘトに疲れ切っていたというのもあり・・・。

なかなか、脇本さんの話を遮って、『もう、帰ります!』と言う勇気が出ないというか、、もう、そう言う気力さえ残っていないというか。。

もう気力体力ともに空っぽ状態で、自分から何か行動を起こそう。という気持ちすらなくなってしまっているような状態でした・・。(><)

何よりトイレの鏡で、改めて自分の姿を見て、、イロイロ張り詰めていたものが、プシュ〜・・。としぼんでしまったというか。。
ほんとうに、底の底まで沈んでしまったような感覚でした・・・。(T_T)

ただ、脇本さんは明らかにちゃんとした朝日の言葉を待っているので、、ここは何か言葉を返さないと永遠に終わらないというか。。
『帰ろう。』という空気にも、ならないと思うので。(ノ_<)

なんの感情もない、完全に『無の状態。』で、しぶしぶ、口を開きました・・・・。

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脇本さんから離れたことによって、すこしは落ち着きを取り戻しましたが。。

これ以上、自分の顔を見ながら、メイク直しを続けていると、余計にイロイロなことを考えて、落ち込んでしまいそうだと思い、トイレから出ることに・・・。

そして、重い足取りで席へと戻ると・・、待ち構えていたかのように、即座に脇本さんがこんなことを言ってきましたっ。

脇本さん「朝日さんは、どんな印象を持ちましたか?」

朝日「・・どうって、、」

ほんとうに席に座った瞬間、いきなり、そんなことを聞かれたので、『・・ハァ?』という気持ちにしかならず。。(;´Д`A

脇本さん「僕に対しての、第一印象はどうでしたか?」

朝日「・・・・・・。」

朝日が理解していないと思ったのか、改めて、聞き返されましたが、、内容は理解していても、『何を言っているの?』という気持ちにしかならず。。(*_*)

まさか、今のこの状況で、そんなことを大真面目な顔でハキハキと聞いてくるなんて、思いもしなかったので・・・。

朝日に対しては、結構なことを言っていたのにも関わらず、ここに来て、自分の印象を聞いてくるなんて・・・。
さすがに、図太いというか、なんというか・・。(*_*)

朝日からしたら、ちょっと考えられないんですけど、、脇本さんのこの様子だと、ほんとうにただただ純粋に、『自分をどう思ったのか?』を聞きたいんだということが分かり、、呆れるというか・・・、ある意味、関心すらしてしまいそうでした。。(;´Д`A

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イロイロと抱えすぎた思いが、爆発しないように一旦、トイレへと避難をして、、鏡を見ながら、メイク直しをして、精神を落ち着けようとしたものの・・・。

なんだか、鏡で自分の姿をぼうっと、虚ろな目で見つめてしまい・・・。

改めて、自分の顔をマジマジと見て、、ふぅ〜・・。と、無意識に小さなため息が出てしまいました。。

・・こうしてメイクを直したところで、何の意味もないんじゃないか。とかそんなふうに思えてきて、、朝日が滑稽に思えて仕方がなくなってしまって。。

今日はほんとうに、朝日なりに頑張って、気合を入れて来たつもりだったので、、余計にそんな気持ちになってしまって・・・。

もう、下手したら、白城さんの時よりも、精神的なダメージは大きいかも知れません。。(T_T)

白城さんに対しては、明らかに白城さんがおかしな人だったという思いが強かったのと、理不尽な態度への苛立ちの気持ちの方が大きかったので・・・。

白城さんの時は、『朝日が自分自身を責める。』ということはさほどなかったのが、大きな違いなんだと思います。。

このままだと、また、イロイロと余計なことまで考えすぎて、どんどん落ち込んで来そうなので、、とりあえず、ここから出よう。と、気は進みませんが、席へと戻ることにしました・・・。

沈んだ気持ちで、元のテーブルへと戻り、、席に座った瞬間、まるで、待ち構えていたかのように、即座に脇本さんが話しかけて来ましたっ。∑(゚Д゚;)

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今の自分が置かれている状況を考えると、ほんとうに、悲しくて仕方がなくなってしまって。。(T_T)

脇本さんから繰り出される『婚活についての質問。』に、ただただ、ぼんやりと曖昧に返していたのですが・・・。

なんだか、このままだと、張り詰めていた思いが、ふとした瞬間に、パンッ。と爆発してしまいそうな予感を感じてしまい・・・。

これは、『駄目かも知れない・・。』と思い、また何か話しかけて来た、脇本さんの言葉を遮って、こう伝えましたっ。

朝日「・・すみません、ちょっとトイレに。。」

そう言って、脇本さんの返事も待たずに、立ち上がり、トイレへと向かいましたっ。

一人になり、鏡を見ながら、メイクを直している間に、だんだんと落ち着いてきて・・・。
一旦、自分の気持ちを整理してみよう。と、思いました。

脇本さんに、好意を持って貰えなかった。ということ自体も、とてもショックではあるのですが。。

やっぱり、ネットではあんなに、楽しく盛り上がっていたのに、会った瞬間に『なし。』と判断された。というのが、ただただショックで・・・。(><)

ほんとうに出来過ぎなくらい、やり取りが順調に行っていたこともあり、、もしかして、ほんとうに、今度こそ上手く行くのかも。。と、勝手に大きな期待を寄せてしまっていたので・・・。

そこから、突然、また奈落の底に落とされてしまったような感覚になってしまって。。

とはいえ、今まで何度も何度も失敗しているので、そんなに簡単に、ホイホイと上手く行くはずがない。と、痛いほど分かっているにも関わらず、、また期待してしまった、懲りない朝日も朝日なのですが。。(T_T)

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とっくに、デザートのアイスを食べ終わったにも関わらず、脇本さんがまったく帰る素振りを見せないことに疑問を覚え・・・。(O_O;)

その後、脇本さんから発せられる言葉の数々から、『もしかしたら、朝日に会いたがっているのは脇本さんの方なのでは・・・?』と、そんな気持ちになって来ていたのですが。。

結局、朝日のただの勘違いで、ただただ、婚活のことについて聞きたいだけのようだと分かり、、ほんとうに、なんとも言い難い気持ちに。。

なんだか、今更ながら、朝日の気持ちも複雑になってきて・・・。

やっぱり、ラインでやり取りしていた時はほんとうに楽しかったし、、ついさっき、子供の頃の話で盛り上がったときも、とても楽しい時間だったというのがあって・・・・。

脇本さんの方は、朝日への気持ちがないのだから、仕方のない話なんですけど。。

もう、脇本さんとの間に進展などないのだから、とっとと帰ってしまえば良い話なんですけど、、なかなか、席を立つことが出来ず・・・。

自分のことながら、ほんとうに、未練がましい。とは思うのですが。。(T_T)

なかなか、メッセージのやり取りだけで、心から楽しいと思える人に出会えることなんてないし、脇本さんとマッチングできた時はほんとうに嬉しかった。という気持ちまで思い出してしまい・・・。

・・朝日がもっと若くて、すこしでも見た目が良かったら、、こんな風にはなっていなかったのかな。。と、今更、そんなことを考えても仕方がないのに、どうしても、そんなふうに考えてしまって・・・。

もちろん、外見だけがすべてではない。とは思うのですが。。

・・婚活が長引くにつれて、どんどんと、手も足も出ない状況になってきて・・・。

そんな時に白城さんとの地獄のような面接があり、、最低最悪な状態から、なんとか脇本さんとマッチング出来て・・・、そして、また、今こんな状況になっていると思うと。。

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