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2021年11月

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脇本さんから、『ピンと来なかった。』と言われた時は、それでもまだ、微かな望みはあるんじゃないか。。等と、諦めの悪い朝日は、そう思おうとしていたのですが・・・。

そんな朝日に、脇本さんは、『ネットの文字だけでの印象と、実際会ってみての印象だとまったく違った。』と、、追い討ちを掛けるような言葉を伝えてきましたっ。Σ(゚д゚lll)

それはもう、『実際に会ってみたら、イメージと違ったので興味を失った。』としか受け取れず、、ストレートなお断りの言葉に、思わず、絶句してしまいました。。

まさか、そんなにバッサリと、本人を目の前にして、ハッキリとそんなことを言ってくるなんて思いもしなかったので・・・。(T_T)

脇本さんの態度や言動から、断られる可能性が高いんだろうな・・。という予感は、察しの悪い朝日でも、さすがに感じてはいましたが。。

それでも、普通に考えて、『帰ってからラインで、お断りされてしまうんだろうな・・。』と、勝手に思い込んで、完全にそう決めつけてしまっていたので。。(ノ_<)

もともと、臨機応変に対応することが苦手な朝日にとって、この脇本さんの発言はあまりにも突然すぎて・・・。

もう完全に、キャパオーバーになってしまった朝日は、返す言葉が見つからず、呆然としてしまいました。。

・・そんな朝日の反応を、脇本さんはどう捉えたのか、、また続けて、こんなことを言ってきましたっ。

脇本さん「・・言い忘れていましたが、朝日さんが悪い、というわけでは決してありませんので。」

・・・そんなことを言われても。。
たしかに、いつもの朝日なら、自分を責めていたかも知れませんが・・・。(*_*)

今の朝日は、まだこの状況を完全に理解しきれておらず、、『自分を責める余裕すらない。』というのが本音で。。

そんな、フォローめいたようなことを言われても、何にも響かないし、まさに、焼け石に水のようなもので。。

それよりも、なぜ直接、こんな場所で断って来たのっ?!という疑問しかありませんでした・・・・。

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あれほど、いつ言われるのかと身構えて、警戒していたのに、まさか、こんな一番油断している状態で、突然、そんなことを言われるなんて、思ってもいなかったので。。

あの和気藹々とした雰囲気から一転、こんな話を突然切り出してきた、脇本さんの頭の中って、一体どうなってるのっ?!という気持ちになってしまいましたっ。(゚o゚;;

・・何を言われたのか、完全に理解しきれていないのもあり、「え、えっと、、それは、そのどういう・・・?」と、しどろもどろに聞き返すことしか出来ず・・・・。(T_T)

ほんとうは、何を言われたのか、まったく理解できていない。というわけでもなく、、なんとなく、『これは・・・。』という気持ちになってきたものの。。

ただ、なんの心構えもなく、突然言われてしまったということもあって、『信じたくない。理解したくない。』という思いも強く。。

脇本さんの目を直接見ることが出来ず、、首から鎖骨のあたりに視線を向けて、なんとか、平常心でいられるように、感情を押さえつけるのに必死でした・・・。 

・・・脇本さんから『ピンと来なかった。』と、言われてしまったけれど。。

それって、別にもう、望みがまったくない。というわけではない、よね・・?と、この期に及んで、往生際の悪いことを考えてしまったのですが・・・。

そんな、朝日の気持ちを嘲笑うかのように、脇本さんはサラッと、こんな言葉を返してきましたっ。

脇本さん「やはりネットの、文字だけでの印象と、実際会ってみての印象だとまったく違いました。すみません。」

ここまで、バッサリと言われてしまったら、もう自分を誤魔化すことも出来ず、、絶句してしまいました。。

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話も盛り上がり、脇本さんの笑顔を見ることも出来て・・・。

今日会ってから、初めて、脇本さんと打ち解けられたような気持ちになり、気持ちが高ぶりながら、アイスを美味しく味わっていたところで、突然・・・!

脇本さんが口を開き、、「・・朝日さん、すみません。今日こうして来て頂いたわけですけど、正直いってあまりピンと来ませんでした。」と言われてしまいましたっ。

ほんとうに、何の前触れもなく、急にそんなことを言われたので・・・。
『ショックを受ける。』というよりも、ほんとうにまったく訳が分からず・・・・。(O_O)

スプーンを持つ手がピタッと止まり、、朝日がまず始めに思ったことは、『・・えっ?!いや、まだ私アイスを食べてる途中なんだけどっ。Σ(゚д゚lll)』という、トンチンカンなものでしたっ。

だって、さっき、、脇本さんが、『食べ終わってから。』って、、そう言ってたじゃないですか・・・・。

これは、、食べ終わってないから、違う話ってこと?それとも、これはオマケのアイスだから、メインのピザはもう食べ終わっているので、大事な話を切り出した。ってこと・・・・?

えっ、これって、『すみません。』って、、『ピンと来なかった。』って、、えっ。。( ゚д゚)

もう自分でも、何が何やらグチャグチャで、何を考えているのかすら、訳が分からなくなり。。(><)

・・・内心、大パニックとはいえ、、ずっと黙っている訳にも行かないので、、戸惑いながら、口を開きました・・・っ。

朝日「え、えっと、、それは、そのどういう・・・?」

何も考えないまま話し始めたので、戸惑ってる感情そのままの言葉しか出てこず、脇本さんの顔も直接見ることも、出来ませんでした。。(´;Д;`)

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綺麗に片付けられた、テーブルが妙に落ち着かず、、なんとなく、アイスの話を振っただけだったのですが。。

思いの外、会話が盛り上がり、、アイスの話を皮切りに、子供の頃の給食話になり、お互いどんな子供だったのか。というところにまで、発展しましたっ。

こんな、面接も終盤に差し掛かったようなところで、脇本さんの自然な笑顔を見ることが出来るなんて、思いも寄らず、つい、マジマジと凝視してしまいそうになりましたっ。(°_°)

なんだか、ようやく初めて、目の前にいる脇本さんが、ラインでやり取りしていた脇本さんと繋がったような気がしました・・・。

ほんとうに、最初から途中まで、『こんなに冷たい人は脇本さんではない。もしかしたら、別人かも知れない・・。』と、現実逃避してしまいそうなくらいだったので。。(T_T)

とはいえ、朝日の方も、脇本さんに会ってから、常にずっと、ガチガチ状態だったというのもあるので。。

こういった何気ない話を、積極的に振っていたら、もっとはやく打ち解けられたのかも知れないな。。と思いました。(><)

ただ、あの、会ってからただただ歩き回っていた時に話しかけても、これほど盛り上がっていたとはとても思えないので、、朝日が頑張ったところで、余計に空回ってた可能性の方が高い気がします・・・。(@_@;)

どちらにしろ、時間は戻せないので、、後悔先に立たず。ですね。。(~_~;)

脇本さんオススメの、ピスタチオアイスはとても美味しくて、ボロボロになった、朝日の心に染み入るようでした。。(T_T)

ちびちびと、噛み締めるようにアイスを食べていると、、突然、脇本さんが口を開き、こう言ってきましたっ。

脇本さん「・・朝日さん、すみません。今日こうして来て頂いたわけですけど、正直いってあまりピンと来ませんでした。」

朝日「・・・・・・?!( ゚д゚) 」

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いよいよ、話を切り出される!という覚悟をしたものの、なぜか、おかしな流れでアイスを食べる。ということになってしまい・・・。(;´Д`A

断れなかった朝日も、脇本さんと一緒に食べることになり、、とくに何味が食べたい。という訳でもなかったので、無難に、バニラアイスを食べようとしたのですが・・。

脇本さんから、「ピスタチオが美味しいですよ。」とオススメされたので、それにすることにしましたっ。

注文を取りに来た店員さんが、テーブルの上を綺麗に片付けて去っていくと、、途端にまた、落ち着かなくなって来てしまい。。(((*_*))

ソワソワと、じっとしていられない気持ちになり、、たまらず口を開きましたっ。

朝日「・・アイス、好きなんですか・・?」

ほんとうに、朝日から発する質問って、どうでも良いようなものばかりだな。。と、自分で自分に呆れてしまいましたが、まあ、とっさのことだったので。。(;´Д`A

脇本さん「そこまで好きというわけではないですが、甘いものの中ならアイスを選びます。」

脇本さんの返事を聞いて、「あ〜そうなんですね〜・・。」と返しつつ、『・・これは、あんまり盛り上がらなそうな話振っちゃったかな。。』と、反省しかけていたのですが。。

脇本さん「・・昔からガリガリ君が好きで、、今でも買うことが多いです。」

それを聞き、素直に『あ!そうなんだっ。』と、とても些細なことですが、脇本さんの新たな一面を見ることが出来たような気持ちになり、すこし嬉しくなりましたっ。

朝日「ガリガリ君美味しいですよね。梨味が出た時は衝撃的な美味しさで、毎日食べたくて買い溜めしちゃいました。」

脇本さん「ああっ、分かります!僕も冷凍庫パンパンにしてました!」

すごい勢いでそう返され、ビックリしすぎて、思わず、すこし体を引いてましたっ。(((゚Д゚;)
まさか、ガリガリ君の話で、こんなに食いつかれるなんて思いもよらなかったので。。

しかもこの瞬間、今日会ってから初めて、脇本さんの自然な笑顔を見たので、、思わず、ジィッと見つめてしまいそうになりましたっ。(O_O)

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脇本さんの口から、『・・さて』と、恐れていた声が聞こえてしまい。。

小さな声の呟きでしたが、この騒がしい周りの中、ウソのようにハッキリと聞こえ、一瞬にして、固まってしまいましたっ。Σ(゚д゚lll)

いつの間にか、残っていたピザ全てを、脇本さんは食べ終えていたようで、、『これはもう、いよいよ、来る!』と、青ざめながら身構えていると・・・・っ。

脇本さん「アイスでも食べませんか?」

朝日「・・・はっ?え?あ、アイスですか・・?( ゚д゚) 」

まさか、このタイミングで、『アイス。』という単語が出てくるなんて思いも寄らず・・・。

一瞬、本気で何を言ってるのか、理解が出来ませんでしたっ。。(;´Д`A

・・なんというか、、ここまで来ると、朝日が何を言われるかと怯えている状態なのを分かってて、わざと焦らしてる。とか、そういうこともあり得るのでは・・・?

さすがに、穿った目で見過ぎだとも思うのですが、、もうイロイロと考え過ぎて、疑心暗鬼になってしまっているのかも知れません。。(ノ_<)

脇本さんは、そういう人ではない。と思っていますが、、それでも、不信感がいっぱいになり、思わず、脇本さんの顔を見返してみると。。

脇本さん「ピザの後って、無性にアイスが食べたくなりません?」

そ、そうかな・・・。まあ、確かに脂っこいものを食べた後だし、分からなくもないけれど・・・。
ただ、今の朝日は、呑気にアイスを食べられるわうな気分ではないというか。。(ーー;)

しかし、至って真剣な顔で、脇本さんがそう言うので、、もうこう返すことしか出来ませんでした。。

朝日「・・ぇえと、、じゃあ、食べようかな・・・。」

なんとなく、流れでアイスを食べることになってしまいましたが、、たしかに、一旦リフレッシュするために、冷たいものを食べるのはいい考えなのかもしれない。と思い直しましたっ。

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