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2021年10月

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脇本さんの様子が気になり、もしかしたら、体調が悪いのかも?と思い、気遣ったつもりだったのですが、、見事にバッサリと否定されてしまい。。(*_*)

微妙な空気が流れはじめたので、なんとか雰囲気を良くしようと、また違う話を振ろうとした瞬間・・、いきなり、脇本さんがこんなことを言ってきましたっ。(°_°)

脇本さん「・・・朝日さん、、」

朝日「・・・・・は、はい?(・・ ;)」

一体脇本さんは何を言い出すのかと、一瞬にして、心臓がギュッとなった瞬間・・・・!

脇本さん「・・すみません。」

朝日「・・・あえっ?!(゚o゚;; 」

予想外の発言すぎて、思わず、素っ頓狂な声が出てしまいましたっ。

何の脈略もなく、突然、申し訳なさそうな声で、名前を呼ばれ、その時点で何事かと思いましたが・・・。

続けて、伏し目がちで謝られてしまい、、『な、何が!?何が!?』と、頭の中はパニック状態にっ。(@□@;)

ぇえと、、それは、外でグルグルとあてもなく歩き回ったことについて?
それとも、脇本さんの朝日への、『塩対応。』について・・・?

何に謝られたのかがサッパリと分からず、焦った朝日は、思わず、強めの声色で聞き返してしまいましたっ。

朝日「な、何がですか・・・?!」

たぶん、訳が分からず、必死の形相になっていたんじゃないかと思うのですが、、そんな朝日の様子など意に介さず、脇本さんは冷静な声で、こう返してきましたっ。

脇本さん「・・・後ほど、きちんと話させて下さい。」

そう、脇本さんに言われてしまった瞬間、即座に『いやいやっ、今言って欲しいんですけどっ!』と、心の中で絶叫してしまいましたっ。(><)

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脇本さんの眠そうな表情を見て、もしかして、仕事が忙しくて、寝不足なのではないか。。と、ふと、そんなことを思い付き、思い切って聞いてみることに。

朝日「・・そういえば、、仕事が忙しい時期なんですよね・・?」

一抹の望みをかけそう尋ね、脇本さんの返事はというと・・・。

脇本さん「いや、今そんなことないです。落ち着いてます。」

朝日「・・あっ、、そうでしたか。。(⌒-⌒; ) 」

即否定されてしまい、見事に瞬殺されてしまいました・・・・。(><)
脇本さんの態度の理由探しをして、またもや、玉砕することに。。(*_*)

もう、脇本さんと会ってから、1人で空回りしてる気しかしないのですが。。(;´Д`A

ただ、今までの婚活では受身受身で、積極性が無さすぎたのも、婚活が上手くいかなかった原因のひとつではないかな?と思っていて・・・。
なので、たまにはガムシャラに頑張ってみるのも良いんじゃないか。という気持ちでしたっ。

そういう訳で、速攻否定されたことに挫けず、さらに、深く聞いてみる事にしました。

朝日「すみません、すこし眠そうに見えたので、、もしかしたら、寝不足で疲れてるのかな?と思って・・・。」

脇本さん「いや、眠くはないです。体調も普通で、問題ないです。」

またもや、バッサリと否定されてしまい、「あ、そうなんですね・・。なら、良かったです。。」と、大人しく引き下がるしかありませんでした・・・。

さすがに、『冷たい態度を取られてるような気がするんですけど、なぜですか?』とは聞けず、、モヤモヤとした気持ちのまま、カフェラテを飲み続けました。。

・・なんだか、微妙な空気が流れ始めてしまったので、話を変えようとした瞬間、脇本さんがこんなことを言ってきましたっ。

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面接初っ端からイロイロとあり、、一時はどうなることかと思いましたが、、なんとか、軌道修正出来そうな気がしてきましたっ。

朝日の気持ちとしては、、まだ脇本さんへの気持ちは変わらず、上手くいったら良いな。。という心境でした。

正直、思っていた感じとはだいぶ違いましたけど・・・・。(;´Д`A

それでも、実際に会ってから、まだ1時間にも満たないし、それだけで、脇本さんを判断したくないっ。という気持ちの方が強く。。

戸惑いもありましたが、数週間やり取りした脇本さんへの気持ちは、ちゃんと強く残っているので、もっと話をしてみないと判断は出来ない。という思いでした。

向こうは、朝日に対して、あまり好感触ではなさそう。というのを分かっているだけに、辛い気持ちもありますが、、『まだまだ、これから!』と自分自身に言い聞かせましたっ。

それに、『言いたいことはキッパリと言う。』と決めたので、そういう意味でも頑張ろう!と思いました。

『カフェに行こう。』と言い出した、朝日がリードするような形になり、、ちょうど、すぐ近くに、チェーン店のカフェがあったので、そこへ入ることにしました。

それぞれ注文した飲み物を手に、窓際の席へと腰を下ろし・・・。

朝日としては、ようやく、これでスタートラインに立ったような心境で、ピン!と張り詰めたような気持ちで、脇本さんと向き合ったのですが。。

ぇえと、なんだか、、脇本さんが眠そうに見えるんですけど・・・?( ̄O ̄;)

ホットコーヒーを手に持ち、トロンとしたような目つきに見え、さっそく不安な気持ちに。。

・・ふと、そういえば、『仕事が佳境に入って忙しい。』というようなことを、前にラインで聞いてたと思い出しましたっ。

もしかして、今日もそれで、寝不足だったりして、調子が出ない。とかなのかも。。

そこまで考えたところで、これもまた、朝日が勝手に、プラスに思い込もうとしているだけのような気もする・・。と、さすがに、そう気づきましたが、『思ったことは言う。』と決めたので・・・。

朝日「・・そういえば、、仕事が忙しい時期なんですよね・・?」

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とりあえず、行く当てもなく歩いていた理由は分かりましたが、またまだ、謎は多く。。

脇本さんという人が、どんな人なのか、、ますます、よく分からなくなってしまいました・・・。(*_*)

ラインの時点で、もしかして脇本さんて、ちょっぴり抜けてる人なのかな・・・?とちょくちょく思っていましたが、、実際の脇本さんは、朝日が思っているよりも、だいぶ天然な方なのかも知れません。。(O_O)

これはちゃんと、ひとつひとつ意思表示していかないと、ず〜っとすれ違ってしまうことになりそう・・・。と危惧した朝日は、『言いたいことは、ちゃんと言わなきゃ駄目だっ。』と決めました!

何よりも、朝日としては、『ちゃんと座ってゆっくりと、脇本さんと話したい。』という気持ちが強く・・・・。
 
何しろ、最初に軽く挨拶をしてから、ロクに目も合わせてないので。。(><)

『脇本さんに気に入られていない。』という不安もありますが、、話をしないことには何も進まないし、とにかく、この状況から脱したい!という気持ちで、口を開きましたっ。

朝日「・・たしかに、ご飯にはちょっと早いので、その前に軽くお茶でも飲みませんか?」

朝日の意を決して出した提案に、脇本さんは軽く頷きながら、こう返してくれましたっ。


脇本さん「あぁ、そうしましょうか。」

あまりにもアッサリと、拍子抜けしてしまいそうになるくらい、朝日の提案を受け入れてくれて・・・。
ほんとうに、今までの時間は何だったんだろう・・・っ。という気持ちになってしまいました。(;´Д`A

とはいえ、脇本さんは悪くなくて、、何も言い出せない朝日が、慣れていないであろう脇本さんに、すべて任せるような形になってしまったのが悪いと思うので、、結果、朝日が悪いですね。。(~_~;)

何はともあれ、これでようやく脇本さんときちんと向き合えることに安堵しましたが、それと同時に、ここからが頑張りどころだぞ!と、気合を入れ直しましたっ。

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突然、朝日をベンチに座らせ、スマホを操作し出した脇本さんを見て・・・。

今までの、脇本さんの『塩対応?』も、店の場所を探すことに夢中で、他のことに気が回っていなかっただけなんじゃないか。。と、そう思い始めました。

あまり自信はありませんが、、恐る恐る、脇本さんにそう尋ねてみると・・・・。

脇本さんの目が細められ、まるで、『何を言ってるんだ?』というような顔になったのを見て、全く見当違いのことを言ってしまったことに、気が付きましたっ。Σ(゚д゚lll)

『あっ、違うんだ・・・。』と、即座に理解したものの、勝手に、『店を探してくれている。』という勘違いをしていたのが、途端に恥ずかしくなって来てしまいました。。

脇本さんのこの態度には、何か理由があって・・・。と、どうしても、良い方向に受け取りたがっている。という、自分の心にも気が付いてしまい、、なんとも言えない気持ちに。(T_T)

脇本さんに否定され、『じゃあ、何だったんだろう・・・。』と、当然の疑問が浮かびましたが、、さすがに、そこまでは突っ込んじゃ行けないところだよね。。と、口を噤ぎました。。

しかし、このことが、朝日の中でキッカケになったのか、特に悩まずに、サラッとこんな言葉が出て来ましたっ。

朝日「・・あの、食事はどこに行きますか?今店に向かってます?」

朝日がそう言うと、脇本さんは『ん?』という、『意外なことを言われた。』というような顔つきになり、こう返して来ましたっ。

脇本さん「・・まだ何か食べるには、早いかと思ったのですが・・・。」

ああ、脇本さんは、まだご飯には早いと思っていたのか・・。と、やっとなにを考えていたのかが分かり、すこし肩の力が抜けました。。

こんなことなら、さっさと話しかけておくべきでした・・・。(;´Д`A

それにしても、『まだ、食事の時間には早い。』という考えは分かりますが、『良い時間になるまで、ただただ歩く。』というのは、ちょっと、よく分からないな・・・。と、思ってしまいました。。(; ̄ェ ̄)

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ろくに会話も盛り上がらず、ただただひたすら、歩いている状況に、心が折れかけていると。。(T_T)

突然、スマホを操作している脇本さんから、ベンチに座るように促され、、訳もわからぬまま、そこへ腰を下ろしましたっ。

そのまま、脇本さんも、朝日の横に座るのかと思いきや・・・、立ったまま、ジィーッとスマホを凝視していて・・・・。(°_°)

脇本さんが、真剣にスマホをいじる姿を見て、、もしかしたら、行こうとしている店の場所がわからなくなって、調べてくれている。とか・・? (・・;) という気持ちに。

それなら、ふらふらと当てもなく歩き続けているように見えたのも、朝日が話しかけても『心ここに在らず状態。』だったのにも、納得が行きます・・・っ。

えっ、もしかして、そういうことだったのっ?!(°_°) と、自分自身のふとした思い付きが、思いの外、ストンと納得できることに、驚いてしまいましたっ。

そういうことだったら、朝日が1人でウダウダと考えていたのは、完全に勘違いで、ただの被害妄想だった。ということになりますが。。(*_*)

でも、それはそれで、違うような気がする・・・。と、頭の中でグルグルと考えながら、脇本さんが、スマホを操作し終えるのを待っていたのですが・・・。

・・・な、長い。。( ̄◇ ̄;)

なかなか、スマホの操作が終わらず、、だから座らせてくれたのかな・・。と思いながら、手持ち無沙汰で、キョロキョロと辺りを見渡していると。。

脇本さん「・・すみません、お待たせしました。」

そう声を掛けてきたので、『ヨシ、気になることは、すぐに聞いてみよう。。』と、口を開きましたっ。

朝日「・・あの、もしかして、店の場所を探してたり・・・・?」

それほど、自信がある訳ではないので、恐る恐る、探るようにそう尋ねてみると・・・。

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