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2020年12月

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いやっ、ほんとうになんで、こんな早起きしてわざわざお弁当なんて作ってきたんだろう・・冷静に考えると、自分が途方もないアホとしか思えませんでした。(>_<)
今日だって、来なくたって良かったのに、また優柔不断な性格が出て、『断りにくい・・』なんて思ったせいで、結局、こんなことになってしまって。。(T_T)

もうお弁当の味さえ良くわからなくなり、モヤモヤと考えながら食べていると、何やら、風間さんが意を決したように口を開きましたっ。

風間さん「・・朝日さん、素直に言って良いですか?」

朝日「・・・えっ、は、はい?(O_O) 」

突然畏まった様子になった風間さんに、『えっ、これって、もしかして、この会話の流れ的に、告白して来たりしちゃうのではっ?!Σ(゚д゚lll)』と、一気に脈が早くなり、何を言い出すのかとドキドキしていると・・・・。

風間さん「・・お弁当美味しかったです。朝日さんの料理は僕好みなので、毎日食べられます。」

ストレートな告白をして来たり、例のカップルに触発されて、またおかしなことを言い出すのではないかと、ハラハラしていたので、ただのお弁当の感想だったことに、ひとまず、ホッとしました。

朝日「・・そ、そうですか。。良かったです。(⌒-⌒; ) 」

そう返したのですが、風間さんは朝日の言葉の続きを待っているようだったので、『えっ、なにっ?(°_°) 』と思いつつ、「今はレシピサイトやアプリが優秀なので助かってます。(^^;) 」と続けました。

・・この時は、イロイロ余裕がなくてまったく気が付きませんでしたが、『毎日料理を食べたい。』は、風間さんなりのアプローチだったんですよね・・・多分。。

そんな言葉を言われたこともなければ、言われる妄想などもしたことがなかったので、まったくピンと来ず、普通に流してしまいました・・・。(;´Д`A

それよりも、ゆで卵を丸々1つ食べたことで、かなりお腹が膨れてしまい、もうこれ以上食べるのが辛くなってきたことの方が、今は重要なこととしか思えませんでした。
そもそも、それほどお腹が空いていたわけでもなかったので、朝日なりに頑張って食べたつもりでしたが、まったく風間さんのお弁当は減らず・・・。(*_*)

ただ、朝日が作ってきたお弁当の方は、風間さんがほぼ平らげてくれたので、『お弁当を食べて少しでもバッグを軽くする。』という、本来の目的は一応達成され、ひとまず、肩の荷がおりましたっ。

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つい、ポロッと『姪とピクニックに来たかった。』という本音が出てしまい、慌てた朝日でしたが、風間さんは『分かってますよ。』という顔で頷き、こんなことを言ってきましたっ。

風間さん「今度は姪御さんも一緒に来ましょう。」

朝日「そうで・・えっ?!Σ(゚д゚lll)」

ついつい、会話の流れで肯定してしまいそうになりましたが、今とんでもない言葉を聞いたような。。
・・・一緒『に。』ってなにっ?風間さんも『一緒に。』ってこと?!∑(゚Д゚;)

風間さんて、実は、ものすご〜くポジティブな人なのか、全て分かっていて、敢えてグイグイと押して来ているのか、、どちらなのかがまったく分からないところが、微妙に怖くて。。(*_*)

とりあえず、朝日の失言に、風間さんなりにフォローをしてくれたのだと受け取ることにしたのですが・・・・。

朝日「・・あ〜、そうですね。。機会があったら・・・(⌒-⌒; ) 」

そう曖昧に笑って、誤魔化そうとしたのですが、風間さん相手に、そんなに上手く流せるはずもなく。。

風間さん「まあ、ピクニックも良いですけど、やはり次はキャンプが良いんじゃないでしょうか。」

まさかの、キャンプの話に戻ってしまうという事態になり、思わず、心の中で『嘘でしょっ。Σ(゚д゚lll)』と、叫んでしまいましたっ。

戸惑う朝日をよそに、風間さんの口は止まらず、感慨深そうな顔で、こんなことまで話し出しました。

風間さん「・・まさか朝日さんが、僕のために、こんなに心のこもったお弁当を作ってきてくれるとは思わなかったので、今日はピクニックにして良かったです。」

・・いやいやっ、朝日が自主的に作って持ってきたみたいになっているけど、風間さんから『お互いお弁当を作って持ち合おう。』と言ったからでしょっ?!(゚o゚;; と思ってしまいましたっ。

とはいえ、よくよく考えてみると『それはちょっと無理です。』と断ることも出来たのに、馬鹿正直にお弁当を作ってきた時点で、『まだ風間さんに好意がある。』と思われてしまう理由に充分なるのでは・・・。と、今更そんなことに気が付いてしまいました。。

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風間さんは、カップルの話をしたいようでしたが、おかしな雰囲気になるのを恐れた朝日は、空気を変えようと、適当に、天気の話を振ったのですが。。

風間さん「私と朝日さんの強い気持ちが、天気を晴れにしたのかも知れませんね。」

・・先ほどから、うすうすと感じていましたが、もしかして、風間さん、口説きモードに入ってるのでは。。と、思い始めて来ました・・。(*_*)

ほんとうに、せっかくピクニックに来るのなら、姪っ子と一緒に来たかったな・・・。と、現実逃避なのか、ぼんやりした頭で、そんなことまで考え始めてしまい。。
・・お日様の下、広々とした公園で姪の好きなキャラクターのレジャーシートを敷いて、美味しいお弁当食べて・・・・。

考えれば考えるほど、今の朝日は一体、何をしているんだろう。。と、余計に虚しい気持ちに・・・。(T_T)

そんな虚無感に包まれている朝日に、追い討ちをかけるように、風間さんがこんなことを言ってきましたっ。

風間さん「僕はウキウキしてますが、朝日さんはウキウキしてますか?」

ぇえと、それって、どういう質問・・?!(@_@;)

風間さんの表情は、至って真面目で、到底『ウキウキ。』というような、愉快な単語が出るような表情ではなく、シュールとしか言えない状況でした。(; ̄ェ ̄)

朝日の状態を見れば、『ウキウキ。』とは正反対の感情だと、分かりそうなものですが。。

朝日「・・ぇえ〜と、、いい天気だし、こんな日に姪とピクニック来たら喜ぶだろうな〜って考えてました。(⌒-⌒; ) 」

つい、思っていたことを、そのままポロッと口に出してしまいましたが、言ってしまった後に、一緒にいる相手に、こんなことを言ってしまうのはかなり失礼なのでは・・・、そもそも、質問の答えになってないしっ。と当然のことに気が付き、慌てて言葉を続けましたっ。

朝日「あっ、今が楽しくないというわけではないですよ!」

すると、この言葉に、風間さんは意外な返事を返して来ましたっ。

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朝日が振った玉子焼きの話を、風間さんが軽く流したかと思うと、唐突にこんなことを言ってきましたっ。

風間さん「・・こんな良い天気の中、公園でお弁当を広げていると、距離もグンと縮まりますし、盛り上がってしまう気持ちはよ〜く分かります。」

朝日「・・・・・。(@_@;) 」

朝日の顔を凝視しながら、真剣な顔でしみじみとそう言われ、『そんなことを言われても。。』と、思わず、顔が引き攣ってしまいました。

さっきから朝日が話しかけても、心ここに在らずだし、カップルが、『あ〜ん。』をしている。という、どうでもいい報告をしてきた時点で、嫌〜な予感はしていましたが・・・。

風間さんのこういうところが、あまり好きじゃないというか、、どうしていいのか、どう返すべきなのかが、分からなくなるんですよね。。(~_~;)

冷静に考えて、今のこの関係性で、朝日が風間さんに『あ〜ん。』なんて、する訳がないと思うのですが・・・・。
風間さんと朝日の距離がグンと縮まってるっ?どこがっ?!( ̄◇ ̄;) としか思えないですし。。

笑い混じりで言ってくるのなら、朝日も冗談だと受け取って、笑って返せるのですが、至って真面目な顔で言われてしまうと、さすがにちょっと・・・。

前回のことがあって、『グイグイ行き過ぎた。』と自覚してくれたようだったのに、先程の『コテージ。』発言といい、また今日も同じような流れになってない?!と思ってしまって。。(*_*)
それとも、朝日が気にしすぎというか、敏感に反応しすぎなんでしょうか・・・・。

朝日「・・ぇえと、、それにしても、本当に今日は良い天気で良かったですね〜。」

風間さんが醸し出してきた、おかしな空気をどうにか変えようと、ド定番の天気の話を進めようと切り出してみたのですが。。

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突然、風間さんから、カップルが『あ〜ん。』をしている。ということを伝えられ、一瞬『ハァ?』と思ってしまいました。( ̄O ̄;)

すくに理解はしたものの、心の中で『・・そ、それが何っ?!』と、盛大に突っ込んでしまいましたっ。

朝日「・・・へ、へぇ〜。。」

わさわざそれを、朝日に伝える意味が分からず、つい、呆れたような声が出てしまいました。
カップルならべつに、おかしな事でも何でもないし、あまりジロジロと見るのもどうなの・・・。と思ってしまって。。(ーー;)

・・なんだか、どんどんおかしな流れに向かってしまっている気がしたので、ひとまず、話を変えようと口を開きましたっ。

朝日「風間さんは、玉子焼き、甘いのとしょっぱいのどっち派ですか?」

本当にどうでもいい質問ですが、気まずい空気になるよりは、全然良いだろう・・。と思ったのですが。。

風間さん「・・・玉子焼き・・、」

何やら真顔で、真剣に考え始めた様子の風間さんに、『・・ぇぇえ?!(゚o゚;; 』となってしまいましたっ。

玉子焼きの好みで、こんなに悩む事なんてあるっ?そんな人いるっ?と、心の中でものすごく戸惑っていると、風間さんがようやく言葉を続けました。

風間さん「あまり食べないので、考えたことがありませんでした。」

朝日「・・もしかして、玉子焼き苦手だったりしますか?」

苦手なのに無理に食べさせるのは悪いので、朝日が作ってきた玉子焼きは、さっさと食べちゃった方が良いかな?と思ったのですが、風間さんの返事は「いえ、好きですよ。」というものだったので、ますます、訳がわからなくなってきました。。(@_@;)

しかも、そんな朝日の話よりも、風間さんは例のカップルが気になって仕方がないようで、玉子焼きの話は早々と放りなげて、また、あることを言ってきましたっ。

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もうこれ以上食べたくない・・。という気持ちに、どんどんとなっていき、ここは『お腹が痛い。』とかなんとか言って、この場を凌ぐしか無いのかも。。などと思っていると、突然、若い女性のキャッキャっとした声が近づいてきましたっ。

チラッと声の方に視線を向けてみると、、すこし離れたところに、若そうなカップルが楽しそうにレジャーシートを広げていましたっ。
それが、ちょうど視線に入ってしまう位置で、こんなに広いんだから、もうすこし遠くにしてくれれば・・・というか、視線に入らないところに座ってくれればいいのに〜っ。(;´Д`A と、思ってしまいましたっ。

それこそ人がたくさんいたら、近くに敷かれても、まったく気にならないんですけど、このそこそこ広い広場に2組しかいないのに、こんなに近距離に固まらなくても・・・。と思ってしまって。。

まぁ、べつに気にするもんでもないか・・・、それより、頑張ってすこしでもお弁当を減らさなくてはっ。と気合いを入れ直したのですが、なんだか、そのカップルからチラチラと視線を感じるというか、会話が途切れるたびにこちらを見て、何やらヒソヒソと話しているような気がしてしまって・・・。(*_*)

気にしすぎだろう・・。と思ったものの、冷静に考えてみると、愉快な格好をしたおじさんとおばさんが、巨大なブルーシートの上に座って、大量のタッパーを並べてる姿って、まあなかなかに面白い光景なのかなァと。。(;´Д`A

ヒソヒソと話されるのは気分が悪く、この事態に風間さんは気付いているのか、どう思っているのかの様子を伺ってみたのですが、お弁当を食べるのに夢中で、まったく気がついていないようでした。。(; ̄ェ ̄) 

もうここは、朝日も一切気にしないようにしよう!と決めたのですが、しばらく経つと、今度はそのカップルたちの、イチャイチャとした声が聞こえてきましたっ。(O_O;)

すると、先ほどまで、まったく気にも留めていなかった風間さんが、何故か、この声にはいち早く反応して、ボソッとこんなことを言ってきましたっ。

風間さん「・・・朝日さん、『あ〜ん。』してますよ。」

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