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2020年06月

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和樹さんて、どんな時でも柔らかい表情というか、人好きする雰囲気に溢れている感じなので、目が笑っていない姿を見たのは初めてで、この時点で、すこし、ゾッとしてしまいました。(・・;)

流石に、和樹さんが怒らなそうなのをいい事に、ペラペラと今までの不満を喋りすぎたかも・・・っ。と、やり過ぎてしまったことに気づき、途端に青ざめてしまいそうに。。

そして、和樹さんがさらに続けた言葉に、驚愕してしまいましたっ。(O_O)

和樹さん「内心、『何こいつ体目的じゃん?!キモッ!』とか思ってた?」

朝日「・・・・・ぇえっっ?!Σ(゚д゚lll)」

あまりにも衝撃的な言葉すぎて、和樹さんの口から出た言葉だと、すぐには理解できず、思わず、聞き返してしまいましたっ。

朝日の驚き様とは対称的に、和樹さんから、呟くような声色で、こう聞こえてきました。

和樹さん「キモいって思われてたんならショックだな・・・信頼を失った俺が悪いんだけどね。。」

なんとも、皮肉めいた笑い方で、冷や汗が出そうになってしまいました・・・・。(;´Д`A

朝日が悪いわけじゃない、咎められるようなことは何もしていない。とは理解しつつも、まさか、こんな展開で話が続くとは思わず、いたたまれない気持ちになってしまいましたが、なんとか気を取り直し、口を開きましたっ。

朝日「いや違う!それは、、そんな事ないし!全然!」

案の定、グダグタになってしまいましたが、とりあえず、『そんなことは思っていない。』と、否定することに精一杯でした。


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いつも、常にどこか余裕に見えていた和樹さんと違って、ほんとうに『失敗した。』と後悔している感じだったので、慌てて、言葉を続けましたっ。

朝日「いやっ、全然、嫌ってるなんてことはない!本当にっ。・・けど、その、店とかは本当にどこでも良かったんだけど・・・・」

勢いに任せて、口火を切ったはいいものの、素直に全部言ってしまっていいものなのかどうか、なんせ、『言い訳が嘘にしか聞こえなかったんで!』とは言いにくくて。。(*_*)

朝日「・・他の人と間違えられたの、誤解だって説明してくれたけど・・・正直、ちょっと無理がない・・・・?って思っちゃった。。」

あまり、よく考えないで話し出したので、まるで、気に入らないことで拗ねている子供みたいな言い方になってしまい、話しているうちにものすごく恥ずかしくなってきてしまいました。。
ただ、どうせこれで最後になるのなら、言いたいこと言っちゃえっ。と、開き直っていくことにしましたっ。

和樹さんは、なかなか要領を得ない朝日の話でも、遮ることもなく、聞く姿勢でいてくれたので、『あ〜ちゃんの件。』や『栗の件。』も、口下手な朝日なりに頑張って、なんとか伝えてみました。
和樹さんに限って、逆ギレして罵詈雑言を浴びせてくる。なんてことはないでしょうが、聞きたくない話ばかりでしょうし。。(; ̄ェ ̄)

和樹さん「う〜〜ん、、それは・・もう、ゴメン!としか言えない!」

あまりにも、あっけらかんと認めたので、こっちが、「えっ?!(゚o゚;; 」となってしまいましたっ。
そして、和樹さん自身も無理があると分かっていたんだな・・・とゆう気持ちも。。
まあ、当然といえば当然なのですが・・・・。(ーー;)

ここでさらに、過去のことを穿り出すのは、流石にどうかとは思いつつも、この雰囲気なら、今まで言えなかった、思っていたことを言えるかも・・・・。と思い、口を開きました。

朝日「・・やっぱり、前の泊まりの誘いとかもショックで、その前の付き合おうって言ってきたのに忘れられてたこととか。。イロイロ重なりすぎたから・・・・」

言葉を選びながら話していたので、ついつい、和樹さんから視線を逸らしてしまったのですが、言葉を伝えきってから改めて向き合うと、和樹さんが今まで見たこともない、苦虫を噛みつぶしたような顰め面をしていて、思わず、『ヒィッ?!Σ(゚д゚lll)』と、心の中で、悲鳴のような声が出てしまいましたっ。(*_*)


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気持ちの変化にグッタリと疲れてしまいましたが、結果的に、兄弟気持ちにサッパリ区切りをつけられそうかも・・という気持ちになりました。
そう考えると、今日、和樹さんと会ってよかったのかも知れないな。。と思いました。

たしかに、二度も間違えられ、かなりのショックを受けましたが、今日来なかったら、朝日の中で和樹さんは良いイメージのままで、絶対『あの時、断らないで会えば、上手く行って、最終的には結婚していた道もあったかも知れないのに。。』と、和樹さんへの未練をダラダラと引きずってしまっていたのでは?とも思うので・・・。(−_−;)

そんな気持ちを抱えたまま、カフェを出たところで、ふいに和樹さんに目をジッと見つめられ、こんな言葉をかけられました。

和樹さん「・・あさひちゃん、元気でね。ネットは色々変なやつも多いから気をつけて。」

朝日「・・・・えっ?(O_O;) 」

完全に、想定していなかった言葉をいきなり掛けられ、一瞬、何を言われたかよく理解できず、ポカン。( ̄◇ ̄;) とアホ面を晒してしまいましたが、すぐに、あれっ。これって今から『お断り。』されるやつなのではっ?!と勘付き、一瞬で、背筋がピーンッ!となりましたっ。

複雑な思いで、和樹さんを見て「ぇえ〜と、、それって・・・。」と濁しながら返すと、和樹さんからはこう返ってきました。

和樹さん「いや、今日の俺、本当に最悪なことばっかしてたし、完全に嫌われちゃったんだろうな〜って。。いや、嫌われて当然なんだけど、、ごめんね。」

和樹さんの方から、最後の別れを覚悟したようなことを言われ、思わず、ギクッ!(゚o゚;; となってしまいましたっ。

考えてみれば、朝日よりよっぽど聡い和樹さんが、朝日の気持ちの変化に気が付かないはずがなく、たぶん、心の中で葛藤していたのもバレバレだったのでは。。と今更気付かされてしまいましたっ。


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怒りが隠しきれない朝日の様子に、流石に、『逃げきれない。』と思ったのかは分かりませんが、申し訳なさそうな表情をして、こう返してきました。

和樹さん「ごめん、てっきり勘違いしてたっ。嫌な思いさせてごめんね。」

また、朝日には思いつかないような言い訳が返ってくると思っていたので、思いの外、ドストレートに謝られてしまったことに、一瞬、戸惑ってしまいましたっ。(*_*)

その後も、『申し訳ない。』と心から謝っている様子に、べつに付き合ってる訳じゃないんだし、こんなにカッカと怒ることでもないか。。と思ったところで、『んんっ?(@_@;) 』なりましたっ。
そもそも、朝日と和樹さんて、今どんな関係?(・・;) と、ふと、疑問が浮かんできました。。

和樹さんが、どう思っているのかは分からないけど、朝日はもう『付き合っている。』という感覚ではなくて・・・・。
ただ、それなら、何故、今日ここに来たのか。ってことになっちゃうんですけど・・・。(;´Д`A

和樹さん「ん〜〜そうだな、今日調子悪いのかもな・・・。運も悪いし。。( ̄▽ ̄;) 」

運は確かに悪いのかも知れないけど、調子が悪いって言うのは・・・と思いましたが、和樹さんの顔を見るに、半ば自虐のような感じがしたので、突っ込むのはやめておきました。

和樹さん「でもこれであさひちゃんが『栗が嫌い。』って、ちゃんと学べたから!( ̄∇ ̄) 」

べつに『嫌い。』という訳でもないんだけどな・・・。(・・;) と思いましたが、とくに訂正する必要性も感じず、まあ、いいか・・。と流しました。
和樹さんの、こうゆう何があっても明るい所というか・・・、隠の雰囲気を出さないところは、こんな時でさえも、好意的に思えました。

ただ、1度ならずとも、続けてこうも間違えられると、さすがに、気持ちもグッと冷めてしまい、あんなに魅力的に見えていた和樹さんが、どことなく、霞んで見えるというか・・・。。

今までより、一段と小さく見えてしまうし、若々しくお洒落を気にしたファッションも、もうちょっと落ち着いても良いような・・と、イロイロと無理があるように見えてしまい、まるで、魔法が溶けてしまったような気持ちになりました。(*_*)


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和樹さんといえば、ソツのないデートっぷり。とゆう印象だったので、ここに来て、怒涛の如く名前を間違えられたり、好物を間違えられたり・・・。(ー ー;)

本人は、お勧めの店がことごとく潰れていたり、休みだったりで、それに対して悔やんでいる様子を見せていますが、朝日にとっては1ミリも気にしていないので、全然そこじゃないから!と言いたくなってしまいました。。(; ̄ェ ̄)

たしかに、和樹さんに対しては、前も写真の件などで『んっ?』と思うことはあったものの、それにしても、輪をかけて、今日は酷いような気がしてしまって。。
純粋に、なぜ、今日の和樹さんは、こんなに詰めが甘いの・・・?という気持ちに・・・。(*_*)

ふと、もしかしたら、この空いた期間に、イロイロな面接をしてて、それでごっちゃになっちゃったのかも知れないな・・・・。と、思いました。
ただ、それなら尚更、なぜまた朝日に連絡しよう。と思ったのかが、また不思議で。。(@_@)

正直言って、連敗続きの朝日と違って、和樹さんだったら、すぐに良い女性が見つかりそうだと思うので・・・、、悲しい話ですが。。(T_T)
ほんとうは遊び目的で、真剣に婚活をするつもりなんてない。というのであれば、余計に、対して魅力のない朝日に、ここまでこだわる理由も分かりません。。(*_*)

朝日「私、そんなに、栗好きってわけでもないんだけど、"また" 誰かと間違えてない?」

自分でもキツい声色だな、、と思いましたが、いい加減腹も立っていたので、自然とそうなってしまいました。(;´Д`A
それと、特に意識してるつもりはなかったのですが、『また。』の所を強調してしまいました。

朝日のストレートな言葉に、さすがの和樹さんも、あからさまに『あっ・・ヤバっ。』という表情に変わったように見えてしまいました。。

やっぱり朝日って、『チョロいからいけるだろ。』ぐらいに思われていたんだろうな・・・・。と、その顔を見て、確信に似た気持ちに。。 
今まで何度も、そういった考えが頭をよぎりましたが、その度に、『和樹さんを信じたい。』という思いでしたが、結局、結末は呆気ないものでした。。


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和樹さんが、本当にそのような意図があるかどうかは分からず、朝日が過剰に意識してるだけなのかも知れませんが・・・・。
どうしても、疑って掛かってしまう時点で、やっぱりもう駄目なんだろうな。。と、諦めの悪い朝日でも、さすがに終わりが見えてしまいました。。(T_T)

朝日が「和樹さんは・・」と返そうとしたところで、いきなり、和樹さんが口を挟んできましたっ。

和樹さん「あれっ?ちょっと〜、なにその他人行儀な感じ!なんでっ?!」

・・なんでもなにも。。(・・;)

向こうは『あ〜ちゃん。』から『あさひちゃん。』に変えてきたのに、朝日だけ『かずくん。』って言い続けるのは、やっぱり、ちょっと・・・・。(−_−;)

むしろ、そこを指摘してきたことに、ビックリしてしまいました。(; ̄ェ ̄)

朝日「・・いや、だって、私だけ『かずくん。』って言うのもなんだかな・・と思って。。」

こう言えば、さすがに、『あっ。(O_O) 』となるだろう。と思ったのですが・・・。

和樹さん「え〜〜、あさひちゃんには『かずくん。』って呼ばれたいな。」

和樹さんの考えていることが本当に分からなくて、お手上げ状態になってしまいました。。

ふと、壁に貼ってある季節限定モンブランのポスターに目が行き、なんとなく美味しそうだな〜・・と見ていると、和樹さんがこんなことを言ってきましたっ。

和樹さん「・・朝日ちゃん、栗に目がないもんね〜。」

朝日「・・・うん、、ん?」

たしかに好きではあるけど・・・。
和樹さんに、『栗が好き。』なんて、そんな話したっけ・・?と思ってしまいました。(°_°)

それに『目がない。』というほど好きというやけではなく、『まあ好き。』というぐらいで、和樹さんの言葉があまりにもピンと来なくて。。
・・・もしかして、これ、また、違う『誰か』とごっちゃになってるんじゃない?!(゚o゚;; と思ってしまいましたっ。


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