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2020年05月

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可愛らしいカチューシャをつけた朝日の姿を鏡で見て、そのあまりにも似合わない姿に、思わず、絶句してしまいました・・・っ。(*_*)

謙遜しているとか卑下ているというわけではなく、客観的に見て、女性らしさとは程遠い朝日には、ただただ悲しいほどに、『似合っていない。』んですよね・・・。(T_T)
自分をフォローするとしたら、もっとシンプルで細めのものなら、まだ似合うかも・・・そもそもカチューシャを付けること自体に無理があるんですが、それはまあ、置いておいて。。

和樹さん「う〜ん。。あ〜ちゃんにはピアスとかネックレスのがいいかな・・。」

和樹さんはそう言うと、朝日の頭からカチューシャをスッと外し、元の場所に戻して行きました。 

・・・確かに、似合っていない自覚はあったものの、和樹さんにも『似合わないな。。』と思われてしまったことに、ものすごい悲しみがこみ上げてきました。。( ̄ー ̄;)
とはいえ、無理矢理『似合う似合う!かわいいよ!』とお世辞を言われたりするのは、いたたまれなさすぎて絶対嫌だったので、正直に言ってくれたことで、逆に、和樹さんへの信頼心が上がりました。

結局、朝日はアロマ関係のものを買い、和樹さんも何やら会計をしていたので、それを待って、2人で雑貨店を出ました。

・・先ほども思いましたが、いつもなら『じゃあ、そろそろ駅戻ろっか。』と、とっくに言われている頃なので、どんどん時間が経つうちに、ソワソワと落ち着きがなくなってしまって。。
これほど長く、一緒にいたことがなかったので、単純に落ち着かない。というか・・・・。(; ̄ェ ̄)

なんなら、今日は、もうそろそろ帰っても良いんだけどな・・。と思い始めてしまっていると、和樹さんが、こんなことを聞いてきましたっ。

和樹さん「ねえ、この後どうしよっか?」

ぇえ〜と、、ここは、お酒に行く流れが正解なのかな。。でも、イロイロと精神的な疲労が・・・。と悩み、一旦、和樹さんに委ねてみる事にしました。

朝日「かずきさ・・かずくん、、がなにか行きたいところとかあれば・・・」

ついつい、和樹さんと呼んでしまいそうになるのですが、『んっ?』とゆう顔で凝視されてしまうので、そのたびにぎこちなく言い直すことに。。( ̄ー ̄;)

そして、和樹さんは、朝日の優柔不断な答えに、あまり納得がいかなかったようで、こんな風に返してきましたっ。

和樹さん「ぅう〜ん、じゃあさ、まず、あ〜ちゃんがどうしたいか言って?」

朝日「えっ・・・。(°_°) 」

ジィッと真剣な目で見つめられ、急かされているような気分になり焦りましたが、とくに行きたいところも思い浮かばずにいると、スッと和樹さんが、朝日の手を握ってきましたっ。( ̄O ̄;)


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それに、先ほどからチラチラ視線を感じていた、隣の席の女性たちが何やら、小声でヒソヒソ話しながら笑っているのがすごく気になって気になって。。
でも、そちらを見ようにも怖くて見られなくて・・・・、被害妄想だとは思うのですが、居心地が悪くて、仕方なくなってきました。。(T_T)

鋭い和樹さんのことだから、この一連の流れに、朝日が戸惑っていることなんて、とっくにお見通しだと思うのですが、「次はマカロン取ってこよ〜。」と、マイペースにスイーツを楽しんでいました。。(*_*)
もしかして、和樹さんて、Sッ気があるのかな。。と思ったりもしましたが、そういうのともまた違うような・・・・。

結局、何がなんだかよくわからない感情になったまま、食事を終えることに。。(ーー;) 

店を出て、和樹さんから「ここどれも美味しかったでしょ!お腹いっぱいになった?」と、にこやかに聞かれ、コクコクと頷いた朝日でしたが、正直いって、あまり食べた気がせず。。
外でならんで待っていた時が、1番楽しかったな〜・・。と、つい先ほどの事にも関わらず、遠い昔の事のように、想いを巡らせてしまいました。( ̄▽ ̄;)

いちいちちょっとしたことで、パニクって後を引いてしまう朝日もどうかと思うので、はやく慣れていきたい。。と、心から思いました。

というのも、いつもは、和樹さんが、他の用件を控えているので、慌ただしく『それじゃ!』と別れていたのですが、今日は最初に言っていた通り、ずっと一緒にいてくれるようで。。
それはそれで、とても嬉しいことなのですが、こう時間がたっぷりあるというのも、どうしていいのか困るというか、なんとゆうか。。(; ̄ェ ̄)

店を出た流れのまま、ふらふらとショッピングをしていると、可愛らしい雑貨屋さんが目に入り、それに気づいた和樹さんが「入る?」と言ってくれたので、それに頷き、中へ入ることに。

アロマ関連のものを眺めていたのですが、和樹さんが近づいてきたかと思うと、スッと何かを頭に乗せられました。
『んんっ?(°_°) 』と思っていると、和樹さんがすこし先に置いてある鏡を指差したので、足を動かし、その鏡を覗き込んでみると、そこにはパールのカチューシャを付けた朝日の姿が・・・っ!

その、パールで作られたお花がとっても可愛らしく、可愛らしさとは対極な朝日には、あまりにも似合わなさすぎて、思わず、眉間にシワが寄ってしまいました。。(;´Д`A


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口をポカンと開けて、今すごくアホ面になってるんだろうな・・・。と思いつつ、なかなか放り込まれないな?と、素直にイチゴを待っていたのですが。。
イチゴが目の前にきた瞬間、和樹さんがクルッと手を翻し、パクッと自分で食べてしまいましたっ。(゚o゚;;

朝日「・・・・えっ?!( ̄O ̄;) 」

戸惑う朝日など意に返さず、モクモグとイチゴを食べている和樹さんを見て、ものすご〜く、古典的なからかわれ方をされたことに、やっと気が付きましたっ。
気付いたところで、「もう〜っ!なにするのっ。」とでも、可愛らしく怒った感じで言えればよかったのですが、朝日にそんな芸当ができるハズもなく。。(;´Д`A

えっ、なんでそんなことするの・・・っ?!と、勇気を出して、アホ面になりながらも口を開けていただけに、ふつ〜に恥ずかしさとショックで、落ち込んでしまいそうになりました。。(−_−;)
一応『お付き合い。』している?とはいえ、長い付き合いならまだしも、和樹さんとは、まだ、数えられるぐらいでしか会ってない訳だし・・・・。

ふと、隣の席から視線を感じ、チラッと振り向いてみると、斜め前の女性とパッと目があった瞬間、ふいっと逸らされてしまい、これは絶対に一部始終見られてたな・・・・。と、察してしまい、余計ツラさが増してしまいました。。(TT)

和樹さんはというと、そんな朝日をじぃ〜っと見つめていたようで、パッと目が合うと、ニッコリと良い笑みを向けられたのですが、そこで初めて、和樹さんに怖さというか、言いようのない不信感のようなものを感じてしまいました。。(*_*)
なんというか、朝日を『微笑ましく見ていた。』とゆう感じではなくて、例えるなら『観察対象。』を見ていたような感じ。というか・・・・。

朝日「な、なんです・・・?」

戸惑いを誤魔化すように、何か言いたいことがあるのかと、そう尋ねてみたのですが。。

和樹さん「このイチゴのケーキ、あっちに置いてあるよ。」

そう言いながら、指でケーキの場所を指し示してくれたのですが、正直もう、朝日の頭はそれどころではないです。。(*_*)

それに、からかったことを謝られるでもなく、騙された〜!と笑われるでもなく、、和樹さんが何を考えているのかが、まったく分からなくて、なんだか、違う人に思えてきてしまいました。。(T_T)

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