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2020年04月

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お互いどう呼び合うかも決まったところで、和樹さんから、『良い機会だから敬語もやめよ!』と言われたのですが、さすがにすぐは無理だから徐々に・・・。ということで、許してもらいました。

とはいえ、『敬語をやめよう。』と言われたのは、実はこれで2回目で、付き合うことになった時にも、そう言われていたのですが・・・。。
この感じだと、和樹さんは忘れちゃってる可能性が高いな。。と、すこし悲しくなってしまいました。(T_T)
『付き合おう。』と言ったことすら忘れてしまってるのだから、敬語がどうこうなんて覚えてる筈がないですよね。。

そんなことを考えて、1人で勝手に落ち込みそうになっていると、和樹さんが唐突に、こんなことを聞いてきました。

和樹さん「あ〜ちゃんはイチゴ好き?」

朝日「・・・えっ?あ、イチゴ?うん、好きです。」

一瞬、『あ〜ちゃん。』って誰?!と思い、つい、反応が遅れてしまいました。( ̄▽ ̄;)

朝日が『好き。』と返すと、和樹さんは「イチゴ美味しいよね〜。」と呟きながら、ケーキの上に乗っているイチゴにスッとフォークを刺したので、てっきり、そのまま食べるのかと思いきや・・・・。
その苺を刺したフォークを、ズイッ!と、朝日の目の前に差し出してきて、こんなことを言ってきましたっ。

和樹さん「はい、あ〜ん!」

朝日「・・・えっっ?!(゚o゚;; 」

いやいやっ、両隣の席も近いし、とにかく恥ずかしいっていうのもあるけど、普通に、人目が気になりすぎるんですけどっ。。(@◻︎@;) 

せめて、学生カップルとかなら、まだ可愛らしいのかも知れないけれど、、朝日の『あ〜ん。』姿なんて、人様のお目汚しにしかならないし・・・・。
和樹さんは、そこらへんの常識は分かっているというか、同じ意識を持っている人だと思っていたのですが。。(*_*)

でも、こんなに良い雰囲気なのに、ここで下手なことをして嫌われたくないっ。とゆう思いが何よりも勝り、恥ずかしさを押し殺して、なんとか口をこじ開けましたっ。


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あだ名で呼ぶくらいで『気絶する。』って思われてしまっている朝日って、一体、なんなの・・・・。と、恥ずかしいやら情けないやら、複雑な気持ちになってしまいました。。(*_*)

改めて、和樹さんには、朝日がこういうのに慣れていないことなんて、とっくにバレバレなんだろうな・・・・。と思うと、こう、何かに隠れてしまいたいような気持ちというか。。
十代二十代なら、それがむしろ可愛らしく思えそうですが、朝日はこの歳になっても大人の女性の魅力は皆無だし、かといって、見た目も可愛らしいとゆう言葉とは程遠いので。。

とはいえ、今更すぎる話をこねくり回しても仕方ないので、もう、そんなことを気にしないで、突っ走って行くだけだ!と、覚悟が決まりましたっ。

朝日が『あ〜ちゃん。』と呼ばれることについて、すぐ反応できずにいると、和樹さんがこんなことを言ってきました。

和樹さん「あ〜ちゃんは嫌?」

朝日「あ、いえっ!嫌ってことは全然ないんですけど、初めて言われたので。。」

朝日の返しに、和樹さんはすこし驚いたような顔をして、「今まで、あ〜ちゃんって呼ばれたことないの?!」と聞いてきたので、『あ〜ちゃん。』って、そんなにメジャーなあだ名なの?!と、こっちが驚いてしまいました。(O_O;)

朝日「あ〜ちゃん、はないかな・・・、あさちゃんとかはありますけど。」

和樹さんは「あ〜、あさちゃんね。」と納得したような声を出して、「でも、俺は『あ〜ちゃん』って呼びたいから呼ばせて?」と、またすごい心を掴みそうな顔で、そんなことを言うので、カクカクと頷く事しか出来ませんでした。

向こうが『あ〜ちゃん。』なのにこっちは『和樹さん。』と呼ぶのは、さすがにおかしいと思い、和樹さんのことはなんと呼べばいいかと尋ねると、「好きに呼んでいいよ。」と言われてしまい、こういうのが大苦手な朝日はすぐに思い付くことが出来なかったのですが、和樹さんの提案もあり、最終的には『かずくん。』で落ち着きました。
朝日が『かずくん。』と頑張って呼ぼうとすると、なんとも言えぬ笑顔で凝視してくるので、むず痒すぎて、おかしくなってしまいそうでした。。(;´Д`A

ふと、いつのまにか、インスタの話はどこかへ吹っ飛んでいたことに気がつきました。
和樹さんのことなので、多分意図的に話を逸らしたのだと思うのですが、相変わらずの手腕だと感心してしまいました。(O_O)
とはいえ、しつこいようですが、インスタのことは流石に、朝日の心には深く刻み込まれていて、そうそう忘れることは出来なさそうなのが辛いです。。(−_−;)

しかし、和樹さんは、そんな朝日の傷を打ち消すかの如く、朝日を驚かせる、さらなる行動をしてきましたっ。(゚o゚;; 


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なんだか、だんだん、テンパっている和樹さんをあまり見たくない・・。とゆう気持ちになってきて、いい加減にこの話を終わらそうと、再度、挑戦してみたのですが。。

朝日「ぇえ〜と、インスタはもういいので。。( ̄▽ ̄;) とりあえず、食べちゃいましょっ。」

朝日がそういうと、和樹さんが、「あっ!」と、なにかを思いついたような声を上げたので、視線だけで『なに?』と問いかけてみると。。

和樹さん「カップルアプリはどう?」

朝日「か、カップルアプリ・・・?」

ぇえと、正直、そういうものに、今までまったく縁がなく・・・。( ̄◇ ̄;)
そういうアプリがあるらしい。ということだけは知っている程度で、どういった系のアプリなのか、何をするのか分からないんですけど。。

これって、『使ったことないからよく分からない。』って言ったら、引かれちゃうものなのかな・・・?そういうことすら、まったく分からず。。(*_*)
それに、こういうのって、学生の子とかが使うものだと勝手に思っていたので、自分の人生に関わることは一生ないと思っていました。。(;´Д`A

そもそも、インスタの話から、なぜ、カップルアプリの話に・・・・?
和樹さんなりの、インスタを教えられないお詫びの気持ちなのか分かりませんが、そんな、朝日の機嫌なんて取ろうとなんてしなくていいから。。と、卑屈な気持ちになってしまいました。(−_−;)

そんな風に、頭をぐるぐる巡らせていると、朝日が返事を返す間もなく、こんなことを言ってきましたっ。

和樹さん「ねね、これからさ、朝日さんのこと、『あ〜ちゃん。』って呼んでもいい?」

朝日「・・・はぃッ?!(゚o゚;; 」

まだ、カップルアプリの件の処理もできていないのに、突然、そんなことを言われ、頭の中は一気にパニック状態にっ。( ̄O ̄;)

和樹さん「ずっと気になってたんだけど、いきなりあだ名で呼んだら、朝日さんビックリして気絶しちゃうかと思って、タイミング伺ってたんだ。」


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和樹さんの求めていることがまったくよく分からないけど、教えるのは無理だけど、朝日のインスタは見たいってこと?と受け取り、こう言葉を返しましたっ。

朝日「私のインスタこそ、何も投稿してないので、つまらないどころじゃないかと。。」

朝日の空っぽのアカウントを教えたところで、一体何になるんだろう・・・?(; ̄ェ ̄)と、単純に疑問すぎて。。

そんな朝日の言葉に、和樹さんは、「あっ、そっか、そうだね、アカだけある感じだったか!」と、一人でウンウン。と頷いていて、和樹さんのその忙しない態度に、ポカン。としてしまい、一瞬、付いていけなくなりそうに。。( ̄O ̄;)

そんな朝日を畳み掛けるように、和樹さんがこんなことを言い出しましたっ。

和樹さん「・・あっ、じゃあさ、お互い新しくアカウント作って、相互フォローしちゃうっ?」

朝日「・・・・ぇえっ?」

な、なんで、わざわざ新しく作り直す必要が・・・?(・・;)
そんな内心の疑問が顔に出ていたのか、続けてこんなことを言ってきましたっ。

和樹さん「いやっ、朝日さんはそのままのアカウントでも全然いいんだけど、俺のがちょっと、、すごく教えたい気持ちはあるんだけど!でもね、完全なプライベートとは言えなくて・・」

いつも以上に早口で、身振り手振りも大きくて、、なんとゆうか、追いつめられてる感じ・・・?
朝日は別に、怒ってるわけでも、不満タラタラな顔をしている訳でもないのですが。。(@_@;)

なんだか、今の和樹さん、喋れば喋るほど一人でドツボにハマってない・・・?と、いつもと立場が逆転しているのに、強い違和感を感じてしまいました。(・・;)
正直いって、ほんとうに軽い好奇心で、インスタを見たい。と思っただけで、こんな和樹さんを追い詰めてしまうなんて、思ってもいなくて。。(*_*)

まあ、こんなに嫌がられるとも思っていませんでしたが、もう、『教えてくれなくてショック。』とかいう問題ではないし、無理に教えろ!なんて思っていないから、そこまでしてくれなくていいよ。。という複雑な心境でした。


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考えてみれば、ネットとリアルを切り離している人だって多いし、朝日もブログのことは、周りに内緒にしてるので、気軽に『ブログ教えて〜!』なんて言われても、『いやっ、ちょっとそれは。。』となってしまうと思うので、気持ちは分からないでもないのですが。。

ただ、朝日との会話の中で、あれだけインスタの話を頻繁にされたら、普通、知りたくなっちゃうものなんじゃないの。。と、どうしても思ってしまって・・・・。(ーー;)

そんな、不満を隠しきれない朝日の様子に、察しの良い和樹さんが気付かないはずもなく、「違う違うっ。」と口を開きましたっ。

和樹さん「いやっ、あのね、べつに嫌とかじゃなくて!ほんと〜っに、くだらないものばっか載せてるし、朝日さんが見たら呆れちゃうだろうから・・・。」

朝日「・・・・・呆れる・・?」

そこまでいう『朝日が見たら呆れちゃうもの。』って、一体なんなのよ。。(−_−;)と、内心思いましたが、らしくなく、あの和樹さんが必死に言葉を並べてる様子を見ると、何も言えなくなってしまいました。

朝日「いえっ、もう大丈夫です。ごめんなさい無理言って。。」

もうこういって、この話を終わらせるしかないな。。と思い、朝日はこの『インスタの話。』は終わらせようとしたのですが。。

和樹さん「あっ、じゃあ朝日さんのアカウント教えて!」

このタイミングで、和樹さんから思ってもいなかった言葉が飛び出し、思わず、目を見開いてしまいましたっ。(゚o゚;;

朝日「・・・・えっ?!」

一瞬、聞き間違いかっ?!と思ってしまいましたが、どうやらそうではない様子で。。

だって、和樹さんのアカウントは教えられないっていうのに、朝日のは教えてくれって、一体どうゆうこと??と、意味がわからない。と、怪訝な顔をしてしまいました。


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いちいち、ネガティブに受け取ってしまう自分が嫌になりましたが、でも、これはみんな同じように思うんじゃないかな。。と自分を自分でなりました。(*_*)

その後、美味しい料理を堪能したおかげで、なんとか気を持ち直したのですが、ふと、ある疑問が頭に浮かびました。
ここのお店は、店内も食器も可愛いし、料理も色鮮やかだしで、まさに『インスタ映え。』しそうだと思ったのですが、そういったものに敏感なハズの和樹さんが、珍しくスマホで写真を撮らないので、『もしかして、朝日と一緒にいる時間を大事にしよう。という思いがあったりするのかな・・・?』と思ったところで、『あっ、前に来た時に撮ったからか。。』と気付いてしまいました。(; ̄ェ ̄)

しかも、大体お腹いっぱいになった頃、和樹さんがマカロンやケーキやらを乗せたお皿を持ってきたと思ったら、スマホを取り出してパシャパシャ撮り出したので、あっ、いつも通りの和樹さんだっ。と思ってしまいました。(⌒-⌒; )

朝日「・・それもインスタに載せるんですか?」

和樹さん「う〜ん、他に載せるのがなかったら、って感じかな。」

実のところ、前々から、インスタの話を聞くたびに、和樹さんのアカウントが気になって気になって。。( ̄▽ ̄;)
こういった場合、『アカウントを知りたい!』って言うのは、気持ち悪いものなのかな・・・。と思ってしまい、今まで、なかなか聞き出せなかったのですが・・・。

でもでもっ、和樹さんは自分からインスタの話をしょっちゅう振ってきたりするし・・・。
それに、付き合ってるのなら、普通に『インスタのアカウント教えて〜?』って聞くのは、なんらおかしいことではないのでは。。という考えに辿り着き、思い切って、聞いてみることにしましたっ。

朝日「あのっ、和樹さんのインスタってどういう感じなのか、その、知りたいかな〜って。いやっ、知りたいというか、お洒落な写真いっぱい載せてそうなので。。」

普通に『アカウント教えて!』とサラッと聞けばいいものの、イロイロと考え過ぎた結果、余計に気持ちの悪い感じの聞き方になってしまいました。。(*_*)

和樹さん「あれっ、朝日さんてインスタやってるんだっけ?」

朝日「普段はやってないですけど、登録した覚えはあるので、アカウントはあるはず・・・」

なんなら、これを機に始めてみても良いかもな。なんて、思っていたのですが・・・・。

和樹さん「ん〜・・俺のインスタ面白いもんじゃないから。。」

まさか、こういった返事が返ってくると思わず、反射的に「面白さを期待してるわけじゃなくて、ただいつもお洒落なものをイロイロ撮ってたりするから気になって!」と返したのですが。。
さきほどまで、ウキウキでスイーツの写真を撮っていた時とは、打って変わって、微妙そうななんとも言えぬ顔をしていたので、これは、教えたくないんだな・・・。とさすがの朝日でもすぐに察し、ものすごくショックを受けてしまいました。(T_T)


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