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2020年03月

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向かい合わせにいる、朝日のお相手と思われる男性の、第一印象としては、『明るそうな、酔っぱらいおじさん。』とゆう感じでしょうか・・・・。( ̄▽ ̄;)

すこし、源助さんに似た雰囲気を持っていて、最近はこういう系の人と縁があるのかな。。なんて思ってしまいました。
すでに飲んでいたのか、だいぶ赤ら顔になっていて、まんまるな顔と相まって、真っ赤なたぬきが頭に浮かびました。。(⌒-⌒; )

顔を合わせてからの、第一声が「俺、よっちゃんね!よろしく!」で、ぉお・・・フレンドリーでグイグイくるタイプの人なのか。。と、後ずさりしてしまいそうになりましたが、話し始めると、陽気なキャラクターの雰囲気と相まって、嫌な気持ちにはなりませんでした。
朝日は口下手なので、上手く話の流れを作ってくれる人だと、とても安心します。。

パッと見では、源助さんに似た印象を持ったものの、よくよく見ると、全然若いし、清潔感もちゃんとあるように思えました。
とはいえ、よっちゃんは朝日とそう歳も変わらなかったので、源助さんより若く見えたのは当然ですね。。
それに、振られてしまった悔しさみたいなものから、源助さんへのイメージが、勝手にどんどん、悪くなっていってしまっているのかも知れません。。( ̄▽ ̄;)

最初は、この『よっちゃん。』についていけるか不安になったものの、たくさん喋ってくれる人は好きなので、思いの外、楽しく話すことができました。
ここ最近は、プライベートで男性と一対一で話すことなんて、婚活で出会った男性との面接ぐらいしかなかったので、とても新鮮な気持ちでした。

当然ながら、婚活の面接で男性と会うのとはまったく違い、こう、『相手を見定めなきゃ!』とか、『すこしでも良く見えるように!嫌われないように!』と取り繕ったり気負ったりもしなくていいので、どうしても恋愛結婚じゃなきゃ嫌!とゆう人の気持ちもすこし分かりました。
とはいえ、朝日には無理そうだし、よりイロイロな人と出会える。しっかり相手を判断出来る。というメリットもあるにはあるので・・・・。
悲しいことに、朝日はまったく生かせてませんが。。(⌒-⌒; )

よっちゃん。と休みの日は何をしているのか。とゆう会話をしていると、突然、Mちゃんの彼氏が「よっちゃん、アレ話しておかないと駄目だよ!」と、なにかを忠告し出し、『アレ。って、な、なに・・・・?』と怯んでしまいましたっ。( ̄O ̄;)

そこで、パッと思い浮かんだのは、もしかして、バツイチ・・・・?と、いうものでした。

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源助さんという選択肢がなくなった今、焦りからどうしても、和樹さんに縋りそうになってしまい、『冷静に冷静に。』と、心の中で自分を諭しました。

何回かラインでやり取りし、無事に会う日も決まり、その日に向けてイロイロと調整していかないとっ。と気合いをいれる中、和樹さんから、こんなラインの返信が・・・・。

和樹さん『あと、多分大丈夫だと思うんだけど、もしかしたら、前日になってキャンセルとかしちゃんかも知れない!(>_<) そうなっちゃったらごめんね!』

ぇえ〜・・・、まあ、前みたいに、ドタキャンされるよりは、前もって言ってくれる方が、まだ、いいですケド。。
そう言われるのも、結構、困っちゃうんですよね・・・予定も立てられないし。。(−_−;)

まあ、今の朝日には、悲しいことに、そこまで重要な用事は無いのですが・・・。(⌒-⌒; )
和樹さんとの約束は当てにならないと、散々、学習しているので、もう一ミリも期待しては駄目!と心に刻むことにしました。。

そんな時、友人から、いきなり『男女で飲み会をやるんだけど、朝日ちゃんどうかな?』と、お誘いのラインがありましたっ。
ハッキリとは言ってませんが、これって、要はコンパってことで良いのかな・・?(°_°)

誘ってくれたのは、朝日の友人の友人Mちゃんで、朝日と友人とMちゃんの3人で、数回食事をした程度なんですが、ある程度、人柄は知っているし、友人は信頼出来る子なので大丈夫だろう。と思い、ありがたくお誘いを受けましたっ。
正直、こういった誘いを貰うのも、ほんっとうに久しぶりで、前は、嬉しい気持ちもありつつも、男っ気がないのを哀れまれてるのかな・・・?と、僻んだ気持ちが、すこしあったのですが、今はただただ、ありがたい。とゆう心境でした。

それか、諦めの境地に達してしまったのかも知れません。。(⌒-⌒; )

てっきり、Mちゃんも彼氏募集中。なのかと思っていたのですが、Mちゃんには彼氏がいるらしく、その彼氏の友達たちが、彼女を欲しがっている。という流れから、飲み会を開くことなった。と経緯を説明をしてくれました。

そして、飲み会当日。
Mちゃんカップルを含め、男女4人ずつで集るらしいのですが、先に会った朝日以外の女の子2人は、20代後半の可愛らしい女の子たちで、もう彼女たちに挨拶をした時点で、これから先の想像がついてしまいました。。(−_−;)

男性たちが待っているという居酒屋へ向かい、案内された席に行くと、そこには、明らかに一人歳上の男性がいて、当然のように、その男性と向かい合わせの席を勧められ、あ・・・やっぱりこの人は、朝日の為の人選なんだ。。と、すぐに察してしまいました。。 ( ̄▽ ̄;)


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どちらかといえば、和樹さんの方により魅力を感じていたし、もともと、本命は和樹さんだったハズ・・・・。
それにしても、とても悲しいことですが、今回のことで『朝日は選べる立場になる事など、あり得ない。』と、痛いほど身に染みました。。(T_T)

源助さんが駄目になったから、和樹さん一筋で頑張ろ!と、気持ちをうまく切り替えられたら良いのですが、和樹さんと本当にうまく行けるかどうかが、まったく見えてこなくて・・・・。
源助さん相手には、それなりに先を考えて、その上で、あーだこうだと悩んだりすることができたんですけど。。

こうなったら、ずっとモヤモヤしていた『お付き合い。』の件も、ハッキリさせなくてはっ。と、次に会った時に聞こう聞こう。と思っていましたが、源助さんに振られてしまったショックで、もういてもたってもいられなくなり、今すぐラインで聞いちゃえっ!と思い立ちましたっ。

ちょうど、和樹さんからスケジュールについてのお伺いのラインが来ていたので、それに返信をするついでに、こう送ってみました。

朝日『 〜 あと、突然なんですけど、和樹さん、私に付き合おうって言ったこと、覚えてます?』

朝日にしては珍しく直球で尋ねてみたので、返事がどう返ってくるか、ドキドキしながら待っていると、数分後、ポンっとラインの通知音が鳴りましたっ。

和樹さん『はい、覚えてるよ!』

正直、このメッセージを見た瞬間、ぇえ〜・・?本当かなァ・・?と思ってしまいました。(; ̄ェ ̄)
まあ、和樹さんなら、まったく覚えてない場合でも、こんな風に答えるだろうな・・と、なんとなく思っていたので、予想通りの返事ではあるのですが。。

いつも、和樹さんの話に上手く流されてしまう朝日ですが、この件はさすがに、今までの言動や行動から『絶対、覚えてない。』と確信めいたものを感じていたので、『覚えてる。』と言われても、鵜呑みには出来ませんでした。
ただ、『そんなこと言ったっけ??』と言われるパターンも想定していたので、そうではなかったことに、ひとまず安心しましたが。。

安心したのも束の間、改めて考えてみると、こんなひとつひとつのことに疑ってしまうような相手と、お付き合い。はたまた、結婚・・・なんて、出来るのかなァ。。(ーー;)と、本当に今更過ぎるのですが、不安になって来ました。


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えっ・・・、えっと、、これって、『朝日以外の人と真剣に付き合い始めた。』ってことだよね。。と、冷静に考えれば、至極当たり前のことを、この時は頭がまったく回らず、しばらくフリーズしてしまいました。

こう、キッパリ。ハッキリ。と、直球で言われるのは、すごく久しぶりの感覚で・・・・。。

連絡がなくなり、気が付いたら自然消滅・・というのも悲しいし、ほんとうに終わったの?とモヤモヤと後を引いてしまいますが、こうして真正面から言われるのは、予想以上にショックで、一瞬にして、精神が地の底まで落ちてしまいました。。(T_T)

なんというか、漠然と、和樹さんから振られる想像はしていたけれど、源助さんから『彼女ができました。』と振られる想像はしていなかったんですよね。。
その時点で、源助さんをだいぶ舐めていたというか、、これじゃ振られて当然だな。。と、思ってしまいました。

たぶん、相手にもそういう思いって伝わってしまうものだと思うし。。(−_−;)

それに、源助さんは、朝日に好意を持ってるから、特別に優しくしてくれていたわけではなく、女性みんなに優しかったんですよね・・・。
前回会った時に、例の他の女性と食事に行った話を聞いて、なんとなく、そんな感じはしていましたが、浮かれきっていた朝日には、都合の良いことしか見えてませんでした。。(*_*)

改めて、いかに朝日がモテないか、恋愛経験値が少ないか、まざまざと思い知らされました。。
こんなにダラダラと婚活を続けているのに、肝心な嗅覚はまったく育ってないあたり、ほんとうに何も成長していないな。と。。(T_T)

しかし、朝日が『他の男性とも会ってる。』なんて、馬鹿みたいなことを、ウッカリ源助さんに言ってしまわなければ、一体、どうなっていたんでしょう・・。
どちらにしろ、振られてしまうような気もしますが、、もしかしたら、こんな結果には、なっていなかったかも知れない。と思うと、本当にやるせない気持ちでいっぱいになってしまいました。。(T_T)


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結局、『絶対予定空けるから!すぐに会えるように朝日さんも調整しといてね〜。』と和樹さんに言われ、通話を終えましたが、和樹さんのことだから、実際に会うのはいつになるやら・・・・。と思ってしまいました。(−_−;)

そして、『俺も朝日さんからのお誘いを待ってたのに!』と和樹さんに言われたことを、そのまま、鵜呑みにしたわけではないのですが、もしかしたら、最近まったくご無沙汰状態の源助さんも、朝日からのラインを待っているのかも知れない・・・。と、思えてきました。

すぐに、いやいやっ、思い上がり過ぎ・・!とゆう気持ちにもなりましたが、前回『どうしてもすぐに会いたい。』とあんなに言われたし、会って過去の深い話もしたし、帰りは朝日の最寄り駅まで送ってくれたし・・・。
絶対、少なからず、朝日のことを未だに思ってくれている!・・ハズ。。

そう思った朝日は、善は急げとばかりに、早速、源助さんへラインを送ってみることにしましたっ。

朝日『お久しぶりです。最近どうですか?』

自分で書いておきながら、なにが『どう?』なのやら・・・・。(; ̄ェ ̄)と思ってしまいましたが、文章を重ねれば重ねるほど、必死さが際立つというか、気持ちの悪い文面になってしまうので、気軽な感じの方がまだいいやっ。となり、こう送ってみました。

しばらく、ドキドキしながら待っていたのですが、心臓に悪いし、そんなにすぐには来ないか。。となり、一旦スマホから離れようとした瞬間、ポンッ。と通知音がなりましたっ。

源助さん『朝日さん、お久しぶりです。』

通知内容はその一文のみだったので、こんなにすぐに返信が来るなんて、やっぱり、朝日からのラインを待ってたのかも〜?( ̄∇ ̄) と、浮かれ気分でラインを開いたのですが、メッセージを見た瞬間、硬直してしまいましたっ。

源助さん『実は、すこし前に彼女が出来ました。今は結婚を前提にしたお付き合いの最中で 〜  』

そこまでメッセージを読んだ瞬間、「・・っ・・?! (゚o゚;; 」と、息を飲んでしまいました・・・。


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今更、朝日をどうしたいんだろう。。と疑心暗鬼な思いから、『もう、終わったと思ってた。』と言ってしまったのですが・・・。
和樹さんは、ケロッとした感じで、こう返して来ましたっ。

和樹さん「え〜っ?!そんな訳ないじゃん!勝手に終わらせないでよ〜〜。終わりだと思ってたらこんな電話なんてしないでしょ?」

朝日「・・それは、、まあ、確かに、そうかもですけど・・・」

いやいやっ、そもそも和樹さんは『付き合おう!』って言ったことすら、覚えてるんだか覚えてないんだか、よく分からないような態度をとるような人だぞっ。と、流されないように、気を引き締めましたっ。

朝日「でも、和樹さんずっと忙しそうで、最近はお誘いも何もないし、、自然消滅したかな?って思っちゃいますよ・・。」

つい、当てこすりのような言い方になってしまいましたが、ほんとうにその通りで、一時期らあんなにたくさん連絡をくれていたのが、突然パッタリと来なくなったら、『飽きられて終わった。』と思うのが、普通だと思うんですけど。。(−_−;)

しかし、朝日のトゲトゲしい言い方にも、和樹さんはとくに怯んだ様子もなく、いつもの調子でこう返してきましたっ。

和樹さん「えぇ〜、俺も朝日さんからお誘い来ないなー?って、ずっと思ってたんだよ〜。」

・・たしかに、朝日も積極的に、バンバンと誘ったりはしていなかったけれど。。

和樹さん「2人とも思いは一緒なのに、すれ違っちゃってたみたいだね?」

朝日「・・ぅう〜ん。。そうなんですかね・・・」

後から思い返してみると、また上手い具合に流されてるな。。と思うんですけど、話してる最中は、ほんとうに、そう思わされてしまうんですよね。。(*_*)
当初、疑っていた通り、和樹さんが何らかの詐欺や勧誘の人間だったら、コロッと騙されてしまっていたかも知れません・・・。

『とくに要件があるわけではない。』と最初に言っていた通り、取り留めのない話がしばらく続きました。
話を聞いている限りなのですが、どうやら、『仕事が忙しい。』というのは、本当だったようで、その辺りまで、疑ってしまっていたことを、申し訳なく感じてしまいました。。(;´Д`A


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