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五十嵐さんを疑いたくはないのですが、、気に入られていないと思いきや、わざわざ本を買ってプレゼントしてくれたり、握手をしようと手を差し出して来たり・・・。

挙動不審な動きと、不気味なイメージが強過ぎて、、変に気に入られてしまったら、危ないような気がする。。と、ほんとうに申し訳ないのですが、本能的に受け付けられない。というか。。(;´Д`A

こうなってくると、先ほど五十嵐さんが、モゴモゴと話していた言葉が何なのか、ものすごく気になって来て・・・。
あの時、ちゃんと聞き返しておくんだった・・。と、後悔してしまいました。。(*_*;)

今更、『・・実は、さっき聞こえてなくて・・。』と切り出すのもおかしな話だし。。と、ウダウダと過ぎてしまったことに対して、諦め悪く考えていると、、何やら、五十嵐さんが急にゴソゴソと動き始めましたっ。∑(゚Д゚;)

一瞬、いよいよ、帰り支度をしているのかな?と思ったのですが、ポケットからなにかをゴソゴソとしているように見えて・・・。

・・理由は分かりませんが、その瞬間、ものすごく嫌な予感を感じ取り、頭でイロイロと考える前に、口が動いていましたっ。

朝日「・・あの、、じゃあ、これで・・失礼しますねっ。」

そう言って、そそくさと五十嵐さんの元から離れましたっ。

こういった、中途半端に逃げるような別れ方が嫌で、向こうから去ってくれるまで待とう。と決めていたのに、、結局、最悪なパターンを繰り返してしまいましたっ。(ノ_<)

・・ただ、あのまま、ジッとし続けていても、五十嵐さんのほうから、去って行ってくれたようにはとても思えなくて・・・。(;´Д`A

べつに、朝日と離れ難い。等と思っているわけでもないだろうに、、ほんとうに、行動が謎すぎます。。(~_~;)

結局、逃げるように去ってしまいましたが・・・、幸い。と言っていいのか、五十嵐さんが追いかけて来ているような様子はなく。。

運のいいことに、ちょうど良いタイミングで電車も来たので、飛び乗りましたっ。

・・電車に乗ってから、しばらくして、無意識のうちに、例の紙袋をギュッと強く握りしめていたことに気づき、思わず、『ウワア・・・ッ。( ;´Д`) 』と、顔を顰めてしまいましたが・・・。

もうこれで、終わりだと思えば、汗で湿った紙袋すらどうでも良い。と思えるほど、ようやく帰れることに安堵していました。。

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