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和樹さんから何を言われるのか、それによって物凄い大喧嘩になっちゃったらどうしよう・・・。と、ガチガチに身構えていたのですが。。

しかし、和樹さんは「・・いや、」と、話の途中で口ごもると、何か考え直した様子を見せ、すこし間を置いてから、また口を開きました。

和樹さん「・・ほんとうに不誠実な男でごめんね。今まで相手してくれてありがとう。」

てっきり、あれやそれやの不満を言われると身構えていた朝日は、和樹さんの言葉を聞いて、一気に、プシュ〜・・っと気が抜けてしまいました。(・・;)

いつものヘラっとした和樹さんの笑顔に、拍子抜けしてしまい、調子が狂った朝日は、よせばいいのに、こんなことを言ってしまいました。

朝日「え・・・・、、それだけ?」

かなりおかしな言葉ですが、朝日だけ一方的に不満を言っておいて、和樹さんからは何も言わないで、かっこよく去るだけなんて、そんな・・・。(*_*) 

そんなことを思っている間に、和樹さんが「じゃあ」と去ろうとするので、慌てて「あっ、こちらこそ!」と、よく分からない返しをしてしまいましたっ。(@_@;)

朝日の言葉に、和樹さんは背を向けたまま、手をヒラッと振り、まるで映画やドラマにある別れのシーンのようなかっこよさだったのですが、『それにしてはちっちゃいかもな・・。』と冷静に思ってしまうあたり、情緒がないというかなんというか。。(; ̄ェ ̄)

和樹さんの背中が見えなくなると、これでほんとうに終わっちゃったんだな・・と、ものすごく複雑な気持ちになってしまいました。。

帰りの電車の中で、今、自分の中の感情がどういうものなのか、整理しようとしたのですが、なかなかうまくいきませんでした。
和樹さんに関しては、最後まで本音が見えなかったな・・・。と、思考がグルグルと巡る中、そればかり考えていました。。