太郎くんとのお付き合い『20』太郎くんに好意を持ってるから、朝日を敵視するのでは。。
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その後は、後輩さんのおかげで、なんとか空気も和み、胃の痛い思いをしなくて済みました。
といっても、例の彼女は相変わらず不機嫌で、後輩さんが「これ食べる?」「鍋よそおうか?」と、甲斐甲斐しくお世話をしていました。
その様子を見ていると、普段から、こんな感じなんだろうな。。(~_~;) というのが、よく分かったので、朝日がいるから不機嫌というわけではないのかも・・。と思いました。
が、朝日が見ていることに気づいたのか、眉間にギュッと皺を寄せて、ギッ!と睨まれてしまい、またもや、ヒェッ。となってしまいました。( i _ i )
それからしばらく、肩身の狭い思いをしながら飲んでいると、途中で、後輩さんが、『電話が掛かってきたのですみません。』と、再度、席を外しました。
それに続くように、唐突に、彼女さんが立ち上がり、太郎くんの方を見て「トイレ行ってきますね〜。」と言って、出て行きました。
ビックリしたのは、太郎くんには、ニッコリとした笑顔と可愛らしい声で、そう言ったことです。。( ̄O ̄;)
・・・・さっきから、うすうす思っていたけど、この子、太郎くんに好意を持ってるんじゃ。。
それなら、朝日に対する態度にも納得出来ます・・・・。
モヤモヤが抑えきれなくなった朝日は、太郎くんに、つい、こんなことを言ってしまいました。
朝日「あの、私、ここにいて良いのかな〜。って。。雰囲気壊しちゃったりしてないですかね?」
さすがに、『あの彼女さんに、ガンつけられてるんです!』とは言えず、遠回しに言って見たのですが。。
太郎くん「えっ?そんな事ないよ。『ぜひ呼んでください!』って言ってたし。来てくれて嬉しいよ!( ̄ー ̄)」
うぅん。。太郎くんがそう思ってくれてるのは、すごく、すごく嬉しいんですけど、そういう事じゃなくて〜っ。(; ̄ェ ̄)
これは、ストレートに言わないと、永遠にわかってもらえなさそうだな。。と思い、思い切って聞いてみることにしました。
もしかしたら、太郎くんの話から、彼女はなにかを誤解をしていて、朝日に対して敵対心を持っているのでは?と考えたからです。
朝日「・・・・その、彼女さんに、その、睨まれているというか、トゲトゲしい視線を感じる、ような気がして。。」
太郎くん「えっ?・・う〜ん・・・。」